コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

コロナノコロの新着ブログ記事

  • 彼女の買い物につきあうのは根気が必要だ

    相方から最近はよく電話がくる。新しい生活で、ようやく自立してゆくのが、わたしも嬉しい。思えば、大阪で働いて、一人娘を育てていた10年以上前から、いまが一人立ちしたということだ。大阪から両親と娘と東京に引っ越してきて、住んだときまで親の年金で暮らしていた。仕事は辞めて、親の介護に入った。それが家族が... 続きをみる

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  • 今度は膝にきた

     老化を切実に感ずるこのごろだ。気持ちは若いと思っていても、体はぼろぼろ。この10年でも経年劣化を深刻に受け止める。  それは50歳を過ぎたときから始まった。体のあちこちが崩れてゆく。前立腺肥大も老人病だが、わたしの場合は50歳のときから病院に行った。無尿で苦しんで、泌尿器科に行ったら、医者いわく... 続きをみる

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  • サウナー

     最近、テレビでもサウナーと呼ばれている人たちが出てくる。いちいちそうして区別した人種のように言わなくても、サウナにはみんなが入っている。いままで入ったことのない人のほうが珍しいのではないのか。いまや、その辺の小さな町の銭湯にもサウナはついている。わたしは銭湯も好きでどこでも入りにゆくが、どうも、... 続きをみる

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  • 受験の春を思い出す

     学校に勤めていると、受験シーズンを仕事として受け止める。高校生たちが普段はあまり地下鉄では通勤時間に見ないのに、かなり乗っている。ぞろぞろとみんな降りる。緊張した面持ちが伝わってくる。いまは受験票はどういうふうになっているのか見ていないが、昔は写真入りの受験票なんか、いくらでも顔写真を張り替えて... 続きをみる

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  • 歩く人 春を探しに

     自粛で用もなく出歩かないように。だけど、散歩はいいと言っていた。それなら、運動のために歩こうか。と、毎度、勤務明けの朝には、交代が来ると、「おい、今日はどこへ行くんだい」と、聴かれるのが習慣になる。「そうさな、今日は外苑前の絵画館に美術鑑賞だな」と、入ったことのない絵画館に行ってみることにした。... 続きをみる

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  • タッチパネルのいらいら

    スマホではストレスが溜まって仕方のないときがある。わたしは短気だから、よくスマホと喧嘩している。この野郎と、スマホを叩くが、全然反省も謝罪の言葉もない。頭にくると、ダイナマイトを仕掛けて爆発破壊したくなる。  何が頭にくるのかというと、いつものことだが、タッチパネルがあまりにも敏感で、すぐに反応す... 続きをみる

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  • コロナ移住

     いま、東京から出る人が増えている。それで、転入の多いところが、なんと、わたしが去年から探していた小田原、湯河原、真鶴だというのだ。人はみんな考えることが同じだなと、東京脱出して、郊外の密でない、近い将来に首都直下型の大地震の天災に遭わないように、疎開する人たちが増えたということか。だけど、小田原... 続きをみる

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  • ペール=ラシェーズ墓地へ

     最初の海外旅行はヨーロッパ3か国10日だった。昭和51年の冬2月、わたしの23歳のときだ。職場の労働組合主催で、勤めていた会社の子会社の旅行社が当時としては安く24万円で観光も込みで募集していたので、わたしは仲のいい同期入社とその先輩たちを誘った。仲間が6人行くことになる。全観光付きといっても、... 続きをみる

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  • ドッグランより人間ランを

     運動不足でストレスが溜まる飼い犬だが、公園の中にはドッグランがあったりする。普段はリードで縛り付けられ、放し飼いができない犬たちが、ドッグランではリードから解放されて、思いっきり走れる。自然の本来の犬に戻ったように嬉しそうにはしゃいでいる。  いまのコロナで、どこにも出るな、不要不急の外出は控え... 続きをみる

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  • 新しい生活

     また相方から電話で千葉に来る。引っ越して電気がまだつかない。東電もなかなか連絡がつかない。ようやく話せたが、約束の日にちに待っていても電気が遠隔操作でやってくれず、また暗い部屋から、風呂も台所もエアコンも何も使えず、うちに泊まりにくる。  東電もどうしたのか。いい加減なのか、人手不足なのか。稲毛... 続きをみる

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  • 鎖国で思う医療品自給率

     今回のコロナのワクチンで日本の実態が判った。すでに欧米でも韓国や中国、イスラエルやインドでもワクチン接種が始まっているのに、日本ではまるで後進国のように、後回し。世界でも遅れていることに衝撃を覚えた。そのとき、食料自給率のことが頭を過った。きっと、あらゆる産業でそうなのだ。日本という経済と産業の... 続きをみる

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  • なければなくてもいい商売なのか

     どんな仕事も必要だからみんな働いていられる。それが、このコロナという非常事態下では、制約される商売が出てきた。第一回目の去年の春の宣言下では、営業自粛を求められたのは、古本屋もだった。新刊書店は入っていなかった。新刊がよくてどうして古本屋はダメなのかという疑問もあった。どうも、それを判断する官僚... 続きをみる

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  • 君は妄想の眠りから醒めてくる

     去年から連絡もない相方からいきなり電話が来る。非通知で来るのは公衆電話からなのだ。通話がスマホでは盗聴されていると警戒してのことだ。まだそういうところは治っていない。「どうした?」 「引っ越したの。だけど電気がつかないので困って」と、声は明るい。そういえば、東京都で用意していた駆け込みマンション... 続きをみる

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  • 老後になって気づいたか

     無計画な人生設計で、老後に慌てふためくが、もう遅い。よく考えて自分の老後の生活は見据えないといけない。  わたしの失敗は、金なんかどうにでもなると、そんなに固執しなかったこにある。老後なんか国の世話にはならず、年金なんかどうでもいいと、きっと古本屋を死ぬまでやっているかもしれないと、それは年老い... 続きをみる

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  • 歩く人 津田沼で迷う

     月に二回のスーパー銭湯に行く日で、仕事明けに津田沼で途中下車して、駅から歩いてゆこうと、初めてゆくところを調べていた。千葉県内にもかなりのスーパー銭湯はあるが、もうだいぶ行っている。北のほうは未開拓のところもあるが、南のほうは数えたら大型の銭湯は17くらいあって、二度三度と同じところにも行ってい... 続きをみる

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  • 学校のいま

     コロナから一年。わたしのいる学校は、去年の2月から休校で、春休みというのと重なって、3月4月半ばまでそれが続いた。最初の緊急事態宣言が発出されて、われわれ宿直も2か月近く自宅待機で、家にいた。その間は、休業手当で6割が支給されたので、それと年金で、暮らすのは全然困らなかった。だけど、去年のブログ... 続きをみる

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  • 親父は筆まめだった

     手紙魔というのがあれば、親父がそれだった。書くのが好きなので、いつも食卓に座って、せっせと手紙を書いている姿があった。隠居してからは特に暇なので、手紙を書くことが老後の仕事だった。誰に書いているのかと覗いたら、孫たちすべてに書いている。それはハガキのときが多かった。便箋に書いているのは、自分の東... 続きをみる

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  • 廃墟探訪

     スマホのyoutubeを見ていると、廃墟探訪というマニアの方がビデオ撮影した動画を上げていて、結構見ている。最近は、そういうツアーも出てきているほど、廃墟ファンという人たちが存在するのだ。わたしもきっとそのうちの一人だろう。温泉街の潰れた旅館だとか、閉鎖して何十年も経った遊園地だとか、そういうか... 続きをみる

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  • テレビは末期症状

     以前からテレビ番組は低俗でどうにもならんと、見ないようにはしている。見るのは、天気予報とニュース、たまにドキュメンタリーや特番ぐらいだ。視聴率が下がっているのは、多チャンネルの放送もあるし、インターネットばかり見ているから、そっちに時間を取られて、テレビの前には座っていないのだ。だから、午前中は... 続きをみる

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  • 歩く人 最寄り品を買い回る

     最寄り品と買い回り品というのがある。食品や家庭日用品などは最寄り品で、わざわざ遠くのスーパーが安いからと電車賃と時間をかけて買い物に行くものではない。1円2円安いからと、交通費のほうが高くつくから、その辺で済ませておくものだ。買い回り品というのは高額なものもあるが、あちこちの専門店に行って、値段... 続きをみる

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  • 母の履歴書

     親が長生きすれば、親の年も数えられない。西暦で覚えれば現代から引き算すれば一発で判るのに、元号で数えるからややこしくなる。おふくろは、大正11年の10月生まれなのだが、今年の誕生日で満の99歳になるのではないかと思っていた。その年を知るには大正が5年と、重なるので1を引いて昭和が62年分、それか... 続きをみる

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  • ウーバーイーツで頑張る君たち

     いま、街中を自転車やバイクでウーバーイーツの配達の人たちが目立つようになる。それに対して、心無い人たちのうざいという書き込みから、差別的発言がネットにはあるという。先日は、ニュース番組で、実際、街中で配達している人に対してバカにする声をかけた動画が公開されて、見たが、ひどいものだ。  このコロナ... 続きをみる

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  • 歩く人 表参道から東京駅へ

     土曜日の仕事明け。交代の仲間と業務の引継ぎをする。「今日は、どこに行くんだい」と、いつも寄り道して行くので仲間が聴く。「そうさな、今日は青山通りを歩いて虎ノ門から日比谷公園、東京駅まで歩いて、そこから電車で帰ろうかな。帰ったら駅前のジムで運動もして」すると、仲間は驚いて、「パワーあるなあ。仕事も... 続きをみる

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  • 鼻出し

     鼻出しが問題になっている。わたしもそうだから、気をつけている。どうしてもメガネが曇るから鼻を出すのだ。メガネが曇らないようなメガネ拭きが売っているが、それを使ってもあまり効果はなかった。マスクの中にプラスチックの仕切りみたいなものを入れて、空間を作るものもインナーフレームとかマスクブラケットとい... 続きをみる

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  • 豪雪の年

     今年も豪雪の年には違いない。平年の何倍もの雪で裏日本は自然災害になっている。青森市も一時は130cmまで行ったが、いまは気温が高い日もあり、積雪量は減っている。どうしても気にはなり、ネットで積雪量というと、青森県の地図から選択すれば、一時間おきの降雪量と積雪量と気温が表示される。まだ1月でこれだ... 続きをみる

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  • 3疎のすすめ

     3密の禁止で出てきた言葉が反対語の「疎」だった。疎のすすめをすでにマスコミでは取り上げている。わたしも考えた。3疎のすすめ。疎遠・疎開・疎雑と、3つの疎。疎遠にするのは、つきあいだ。いまは会いたくても我慢する。会合も飲食会も断る。相手から、冷たいやつだと言われても、リモートとメールで飲んだり会っ... 続きをみる

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  • 家庭がいまは一番危ない

     家庭内感染がいまは一番多いという。それはそうだ。密の空間に外から家族がウイルスを持ち込むと、お父さんからお母さんに感染し、子供に移る。その中でお父さんだけが重症化というと、家庭崩壊になる。  そういう報道を聴いたら、年末年始に孫娘の顔でも何年かぶりで見にゆこうかと、ようやくそういう気持ちにさせら... 続きをみる

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  • Go Home

     Go To travelとかeatとか政府が推進していたのに、感染拡大したら、突然、今度はGo Homeだ。家に帰れと、言われなくても毎日ではないが、帰っている。他に帰るところはない。  仕事帰りに、いつものように買い物もあるし、とは言ってもショッピングというものではなく、二日に一度の食料の買い... 続きをみる

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  • 田中一村展を見た

     昨年、NHKテレビの日曜美術館で、田中一村を放送していたのを見て、一度作品を見てみたいと思ったと同時に彼が晩年住んだ奄美にも行ってみたいと思っていた。  その展覧会田中一村展が、千葉市美術館で今年の年初めからやるというので、期待して出かけた。緊急事態宣言が出されたから、前のようにそのうち美術館も... 続きをみる

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  • 缶詰生活

     味覚嗜好は変わってゆく。子供のときと大人では違うし、あんなに好きであったものが、高齢になってくるとどうも口から余すことになるとは。  そのひとつにコンビーフがあった。普段は缶詰でも高いので買わないが、たまたま輸入ものが安く売られていたので、買い求めた。あまり缶詰やビン詰は買わなかったのが、コロナ... 続きをみる

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  • 歩く人 ふなばし三番瀬へ

     自然と文明の共存をテーマに書くソローのエッセイを久しぶりに読んだ。「ウォーキング」というエッセイで、こんなことを書いている。「私は、一日に少なくとも四時間ーいっさいの俗事から完全に解放され、森を通り抜けたり、丘や野原を越えたりして、あてどもなく散策するようにしていないと、自分の健康や生気を保つこ... 続きをみる

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  • 買ってはいけないのに

    一度買って不味いからと、もう二度と買うまいという食品はある。それでもそのうち忘れて、また買ってしまい、後悔することになる。だいぶ前に、「買ってはいけない」という本がベストセラーになったことがある。それに反論した人が、「『買ってはいけない』は買ってはいけない」という本も出した。ややこしい。  これは... 続きをみる

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  • 祖父の味

     急に卵味噌が食べたくなる。鍋にお湯を沸かし、それに味噌をとき、卵を入れて攪拌する。お酒も入れて、砂糖とだしも入れる。味噌汁みたいに薄くてはいけない。卵も何個か入れて、味噌も多いから、固まって焦げるくらいがいい。  わたしの祖父はよく、一人でそれを作って食べていた。女中さんもいたのだが、台所に一人... 続きをみる

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  • コインルームはどうだろう

     空き店舗やオフィスビルやマンション、アパートの古い建物は空き部屋が多い。それを活用するために、時間貸しのスペースで会議や集会に使ってもらう商売も出てきた。全国的に増えてきたのは、トランクルームだ。うちの青森の古本屋ビルも上が空いていたので、それを考えたことがある。初期の設備投資もかかるので、借入... 続きをみる

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  • 緊急事態か非常事態か

     感染者が異常に増えてきて、緊急事態宣言が発出された。前回よりもゆるい内容だが、これからの動向からはさらに厳しい内容に修正されるかもしれない。商売をしているところはどこも大変で、わたしのように商売人であった者にはその痛みがよく解る。稲毛駅周辺でもどんどんと店は閉めて、空き店舗になっている。大家さん... 続きをみる

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  • 仕事始め

     ようやく仕事始め。12日も年末年始を休んだら、飽きてきて、やはり仕事をしないと体がなまる。弁当持って、満員電車に揺られ、いつもの出勤が嬉しい。12日も長くは感じなかったのは、あちこち行ったり、部屋に一日ごろごろとしていたのがたった一日よりなく、毎日のように、運動のために散歩というウォーキングをし... 続きをみる

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  • 小田原のコロナの湯へも

     二日目の1月4日だ。小田原の駅前商店街を歩いてみる。どこかで朝飯と探したが、まだ早いので閉めている店ばかり。商店街の空に風船がいっぱい浮かんでいる。ビニールのボールが色とりどりにテグスでビルの屋上に張られ、浮かんでいるように見えるのは、子供だけでなく大人も楽しい。  駅前になんとも不思議なゲート... 続きをみる

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  • 旅行気分でスーパー銭湯に泊まる

    これを書いているのは1月4日だが、いよいよまた緊急事態宣言が首都圏で出されそうだ。そうなると、どこにも出られなくなる。いまのうちというわけではないが、年末年始どこにも出ないと寂しいので、旅行気分でスーパー銭湯に泊まりに行こうと調べたら、いくつか関東にあった。オールナイトでやっているから、部屋に泊ま... 続きをみる

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  • 雪もなんだか懐かしい

     雪が嫌いで寒いのが苦手で老後は温かいところで暮らそうと、わたしは東京へと逃げて来た。若いときからそうで、嫁さんとよく話していた、リタイヤしたら八丈島か父島で暮らそうか、南紀もいいところだと、雪のない温暖な土地で余生を過ごしたいと40年も前から思っていた。それがなんとか実現したのだが、確かに、関東... 続きをみる

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  • 防災グッズ

     いまはホームセンターに行けば、どこでも防災グッズコーナーがある。電器店でも、そういう売り場作りをしているところかある。3,11でだいぶそういうのが売れて、話題にもなった。地震だけでなく、台風もスーパーになり、水害も増えてきた。防災意識は高まっている。  防災グッズセットを買わなくても、そういう本... 続きをみる

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  • ジムは運動が苦手の人が行く病棟

     ジムは続いている。11月と12月は無料というから、1月分からクレジット引き落としだ。年末年始も無人でやっているとあった。無人というのはスタッフは休ませて、24時間時間制限なく夜中でも入れるというもの。不用心と思うが、会員でなければドアが開けられないカードキーと顔認証システムで、入口からしてセキュ... 続きをみる

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  • おっさんレンタル

    いま、ネットで話題になっているのが「おっさんレンタル」だ。登録されたおっさんと一時間相談したり、随行したり、話し相手になって千円の料金という。それは面白そうだ、アルバイトではなく、人助けにもなるかなと、おっさん募集を見たら、残念ながら68歳までと、年齢制限がある。いくらおっさんでも、じいさんはボケ... 続きをみる

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  • アナログじいさん

     職場で一緒のじいさんは、わたしより4つ年上だが、仲がいい。ずっと独り者で通した。以前はどんな仕事をしていたか判らないが、この学園には20年くらい契約社員でいてしまった。どうして、ちゃんと正社員で入らなかったのか。本人も、正社員で入っていたら、いまごろは管理職になっていて、給与の賞与もよかったのに... 続きをみる

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  • 初日の入

    元旦に、初日の出を見に行こうと、スマホの目覚ましをかけていたが、夜中までテレビを見ていて寝不足で、起きるのが面倒になりやめにした。大晦日は感染者が爆発的に増えたこともあり、こんな出歩くなと警戒しているときに、のこのこと初日の出を見に行くというのも非難を浴びそうだ。おとなしくしていようと二度寝した。... 続きをみる

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  • いい方向に向かっている

     いい話のひとつぐらいないといけない。暗い一年が過ぎても事態は変わらないから、テレビは見たくないという人もいる。楽しいことを考えようと思えば、心配事ばかりが先に立つ。年末に都内の感染者が1300人を越えて一気に増加。全国でも4千人を越えて最高になる。それを株価のように眺めている。  いまのところ、... 続きをみる

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  • 炬燵の出番

     相方と暮らした千代田区のマンションから持ってきた炬燵だが、ようやく使った。炬燵のある生活はいい。だけど、わたしは洋間派で、和室は苦手、椅子の生活が子供のときから長かったので、畳の部屋に座るというのがどうも足の落ち着きが悪い。まるで外人みたいだ。落ち着かないのは、足を長めても、横になって寝ても、体... 続きをみる

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  • なんでもかでもコロナかな

     今年もあと少しなのだが、どんな人にも一番のことはコロナではないのか。わたしも生きてきて、こんな経験はしたことがないから、ワーストテンを選べば第一位間違いなしだ。  毎日のようにテレビで報道されて脅迫されていると、どうしても神経質にはなってくる。ちょっとした体の変化が、コロナに感染したかと、心配に... 続きをみる

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  • 年末風景

    どうもいつもの年末と違うのはコロナのせいなのだが、それを見てみたいという好奇心で、街に出る。街といっても、近場の千葉県内だ。毎日、休みでも運動のために外には出る。自転車には最近は乗っていない。できるだけ歩くことにしている。スマホの万歩計も最近では、計測するようにしている。距離と消費カロリーも出る。... 続きをみる

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  • ディズニーランド外周ウォーク

     クリスマスで仕事は終わり。学校はその前から休みに入っていて、職員さんと先生たちはとうに仕事納めで、われわれ宿直だけが、一人出ていて、工事業者の立ち合いをしていた。イブの夜は、わたしが泊まりで、礼拝堂を夜、巡回したら、本当はクリスマス礼拝の本番なのに、誰もいない。広い礼拝堂に祭壇の十字架、パイプオ... 続きをみる

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  • 年賀状が1分でできる

     年賀状は出さないことにしていたが、何枚か送られてくるのには返信の形で送っている。青森にいたときは、何百枚と書いていた年賀状も、東京に出てきてからは、誰にも住所を教えていなかったので、来なくなる。青森の古本屋には届いているようだ。毎年、欠かさず書いてくる人がいる。その方が亡くなったのをわたしは知ら... 続きをみる

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  • 家庭内感染も増え外にも出られない

     家庭内感染に注意喚起と報道されていた。外でも危ない、家の中でも危ない、どこにいたらいいのだ。まだわたしのような一人者のほうが感染させたり感染する可能性は低い。それがニュースで出たら、慎重な家族は、家の中でも家庭内別居をしようとなるものか。夫婦も離れて寝る。食事もみんな時間差にローテーションを組ん... 続きをみる

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  • 駆け込みで慰安旅行へ -御殿場

     仕事明けに新宿バスタに向かう。新宿もこういうときでないと来ない。高速バスネットで昨日、切符を二人分買おうとしたが、買えなかった。それで窓口に直接電話したら、明日でもがらがらなので買えますよという。ネットも不具合で予約に入れないのがおかしい。窓口で12時過ぎの御殿場駅までの高速バスの切符を二枚買う... 続きをみる

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  • クリボッチは胸やけがする

     一人でクリスマスというのも初体験だが、別に、小さい子がいるわけではないので、何をするということもない。いままでも、誰かと暮らしていたら、ケーキは自家製で、毎年作っていた。それがなくなるだけのこと。逆にプレゼントを孫たちに上げなくなったので、金が飛んでゆかなくなった。孫が小さいときは、年末年始は恐... 続きをみる

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  • クリスマスク

     マスクが安くなって助かる。いまはどこも余っていて、ネットで見た最安値は使い捨てで一枚4円からある。わたしは、使い捨ては資源の無駄で、路上に散乱しているマスクを見るたびに、ゴミが増えていると憂慮する。それよりは、何回も使える洗えるマスクがいいに決まっている。いまは100円ショップでも一枚100円で... 続きをみる

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  • あのとき何があったのか

     仕事明けに、いつもどこに行こうかと、グーグルマップと睨めっこだ。どうも、真っ直ぐに帰りたくない。寄り道してゆくのがすっかりと習慣になる。天気がいいからなおさらだ。いままで行ったことのないところ。もう、山手線の内側には足を踏み入れなかったところはないくらいだ。それで、日付がクリスマス前の12月20... 続きをみる

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  • 『月下の一群』を再読す

     古本屋をやり始めたときに、いろんな本が通過していった。いい本がかなりあ ったが、値段を知らない駆け出しの若き古本屋の主人は、お客を喚起雀躍させていたかもしれない。いまのように、ネットで調べたら、すぐに相場が判るという時代ではない。他店の古書目録のバックナンバーをお客からいただき、店に座っていると... 続きをみる

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  • もふもふ

    昔、猫を飼ったことがあるから、あまり書けないが、猫にしてもいろんなペットにしても、わたしは嫌いなのだ。子供らがもらってきたり、拾ってきたりして、仕方なく許可したが、子供の玩具になっていた。それでずっと世話をするようなことを約束したから飼ってもいいと言ったのに、いつからか、世話はわたしがしていた。子... 続きをみる

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  • 図書館は曝書で休み

     大変なことが起こった。この年末に、図書館が8日も休む。一年に一度か二度の曝書だろうか。本のページを開いて空気をいれてやる、湿気と黴を防止する定期的な業務だが、それを年末にどうしてするのか。大掃除と同じなのか。  稲毛図書館は12月14日から21日まで休む。それは一大事だと、わたしはその二日前に図... 続きをみる

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  • 渋谷ハチ公前で10時に

     相方と月に一度のデートだった。別にそういう約束をしたわけではないが、なんとなく、様子見で、どういう経過になっているか知りたい。それと、青森から送ってきたりんごのおすそ分けと、京都三千院から買ってきた金粉入りのお茶の土産。  その日は日曜で、勤務明け。学校から歩いて7分で渋谷に行く。青山通りからヒ... 続きをみる

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  • 赤と緑

     クリスマスが近くなったという感じがしないのは、コロナのせいだろうか。正月も同じで、何か、自粛せよとニュースで報じて、年末年始の行事もしらけた格好だ。それでも街中では、クリスマスのイルミネーションは規模を縮小してあちこちで行われていた。感染者は記録更新して、東京で600人を越えて、全国でも3千人を... 続きをみる

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  • パンがはいからであったころ

    ケーキなんか高くて庶民の口に入らなかったわたしの子供のころは、菓子パンがケーキみたいなものであった。まだわたしの家がケーキ屋であったから、口に入るので、友達からしてみたら、夢のような家であったろう。ケーキを作るときにスクラップが出る。スポンジの頭だとか、カステラの端だとか、売り物にならない菓子が、... 続きをみる

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  • おさむ叔父のこと

    最近は死んだ人の夢を見たりするせいか、身内だけでなく、周囲の亡くなった人のことをふと思い出したりする。それは呼んでいるということだろうか。それで、おさむ叔父のことを思い出して書いてみることにした。おさむさんは、おふくろの弟で、8年くらい前に亡くなった。年末年始にはよく家に来た。挨拶ということで、い... 続きをみる

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  • 少与をいただく

    いまの会社から賞与をいただく。たった一万円とは言わない。とても嬉しい。こんな高齢者たちにも金一封が出るなんて、気はこころとは言うけれど、契約社員でももらえるのが嬉しい。正月の餅代にはなるだろう。一人ならおせち料理に酒まで買える。  少ないから少与と書いたが、不満なんかあるはずがない。若いときに大阪... 続きをみる

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  • 風の詩

    青森の文学仲間の女史から電話をいただく。いきなりでも、のんびりとした口調で誰かすぐわかる。彼女もあちこち首を突っ込んで顔が広い。それで、ある方からわたしに頼みたいことがあるというのだ。そのある方というのが、わたしの中学の国語の先生であった長谷川太先生の息子さんという。いまごろ何かあったのかと、彼が... 続きをみる

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  • 離婚10周年

     結婚10周年は錫婚式というのだそうだ。何かあまりありがたくない名前だ。銀婚式とか金婚式なら判るが、錫とはな。うちの両親も祖父母も金婚式は過ぎていた。よくぞ50年も連れ添ったものだと、その我慢に拍手ではなく、お祝いをしようとする気持ちは判る。わたしのような根気のない者にとって、夫婦が50年も添い遂... 続きをみる

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  • 手元が狂う

    最近、年のせいか、手元が狂う。ぽろりと落とす。それはよく言われる脳梗塞で指先が動かないというのではなく、子供に還ったように、注意力が足りない。子供もよく零したりする。親に注意される。年寄りも次第に子供に戻ってゆくのか、うちの親父もよくやっていた。それがこのごろは頻繁で、自分でも情けなくなる。  先... 続きをみる

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  • 立てバンコクの労働者

    よその国のことだからどうでもいいが、いま、タイが揺れている。国体護持という戦前の日本の声が蘇る。日本も天皇はいるが、憲法で象徴とされてからは、国政への強権力はない。タイの場合は司法の任命権と軍隊の統率と、国の実権を国王が握っているという古い体質そのままだ。それにコロナもあって、失業者や経済の低迷か... 続きをみる

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  • 青地巡礼 5 帰りは箕面に寄り道

     戻りはJRの嵯峨野嵐山駅から京都駅へ。途中の太秦の映画村もまだあった。若いときにデートで来たりした。電車から広い映画のセットが眺められた。  新快速で京都から大阪駅までは27分で行く。それはずっと昔から変わらない。電車の中ですごい人を見た。どこからか鼾が聴こえると思ったら、立ちながら寝ている中年... 続きをみる

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  • 青地巡礼 4 京都洛西

     昨日も歩いた。20キロ以上はあったが、さほど疲れてはいない。体をジムで鍛えるようになってからは、元気になったような気がする。三日目の最終日は、栂尾高山寺と高雄神護寺にしていた。そこも二度ほど歩いたが、やはり若いときで、ただバスで行って帰るのではなく、清滝川に沿ってハイキングコースを嵯峨野・嵐山ま... 続きをみる

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  • 青地巡礼 3 京都洛北

     大阪から京都へ逃げる。京阪の快速で40分くらいで、祇園四条に着いた。19歳のときに、下賀茂のユースに泊まり、三日で京都の主だった寺は歩いた。その2年前には高校の修学旅行で来ている。19歳の12月に同じように来ていた。あのときは、文学散策が目的で、京都が舞台の名作を読んで、カラーブックスのやはり京... 続きをみる

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  • 青地巡礼 2 大阪

    昭和49年の春に、わたしは大阪の会社に就職することになった。入社式が終わらないと、どこの店に配属されるか判らない。それでもその後にアパートを決めるのは遅すぎるので、どうして住吉区に決めたのか、自分でもよく解らない。どこの不動産屋に行ったのか、西も東も判らない新天地の大阪に単身来て、何故か粉浜南之町... 続きをみる

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  • 青地巡礼1 堺

     青春とはいつからいつまでなのだろう。人によってそれはみな違う。わたしの場合は遅れてやってきた。高校生のときは受験受験でいい思い出がない。大学生のときも暗い引きこもりに近い生活を送り、友達もいないし、何をしたいでもなく、中途半端な過ごし方をしていた。それを振り切って、22歳のときに大阪の量販店に修... 続きをみる

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  • オートミールはわたしのソウルフード

     コロナで一時、どこにもオートミールが品切れのときがあった。突然、何が起こったのかと、これもテレビで何か言ったのだろう。納豆菌もいいとデマが流れると売れた。オートミールなど、普段はなかなか売っていないものだ。前にイオンの大きなショッピングセンターの食品売り場で探したときもなかった。売り場の男性社員... 続きをみる

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  • ローラーカナリアを飼ったころ

     わたしはペットは嫌いで、飼うことには反対してきたが、いままで、子供らが拾ってきたり、もらってきたりした小動物はいろいろとわが家にはいた。犬だけがいなかったが、猫は延べで7匹いたし、ハムスターにウサギ、モルモット、モモンガまでいた。モモンガは何か月か前妻の職場の人が海外旅行するというので、預かった... 続きをみる

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  • 腎臓が悪いから再検査だって

     会社の健康診断で引っかかる。要再検査と結果が来る。血液検査の数値だけ見ても、なんのことか判らないが、二つの項目が、どうやら腎臓が悪いらしい。いままでそんなことを言われたことはなかった。そのまま放置している人も多いが、うちの学校では、逃がさない。ちゃんと本人宛に会社から手紙が来て、再検査に行って、... 続きをみる

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  • 果実と野菜

     野菜が安くなってきたから嬉しい。いままでは天候不順と日照不足、長雨と、この夏から秋へと、野菜が高騰していて、買えなかったが、ようやく買える値段になってきた。たまに買い物で違うルートで帰るのだが、九段の病院検診があったので、そこから地下鉄東西線で千葉の西船橋まで行くので、終点まで行った。いつもそこ... 続きをみる

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  • 自分のラストシーン

     NHKテレビで、終活をやっていた。晴海かどこかの展示場で、これからの新しい葬儀のかたちと、全国の業者たちの提案で、会場いっぱいにハイテクな葬儀スタイルの企画などが展開されていて、それについて、マスコミ各社が報道していたのだ。  自分の終活なんか考えたこともない。まして、いまから老人施設に入る準備... 続きをみる

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  • ウォーキング

     ただ歩くということが、こんなにも意識的にするということはいままでなかった。歩くことと、自転車で走ることは嫌いではない。運動が嫌いなので、移動するただの散歩となれば、いつもしていることで負担には思わない。  いつだったか、遠くまで買い物してみようと、歩いたはいいが、あまりにも歩きすぎて、帰りはへた... 続きをみる

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  • 青森からりんごが送られてきた

     三日に一遍手紙を青森の施設にいるおふくろに書いている。そこにりんごのことを書いた。東京はりんごが高いと。前にスーパーで、四個がパックに入って300円とあったので、これかは安いと飛びついたら、それは一個の値段で驚いた。いつからりんごは高級品になったのだ。梨もそうだ。庶民の果実でなくなる。普通に一個... 続きをみる

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  • アナログ老人たちは社会から切り捨てられる

    毎日のようにスマホとパソコンと喧嘩している。短気なわたしは、いつもイライラカッカと、スマホをいじくっては一人怒っている。まずは、触ってもいないのに、アプリが起動して立ち上がる。おい、おまえには用はないんだ、勝手に出るなと、消している。そうかと思えば、やたらと広告が出てくる。うるさーいと、モグラ叩き... 続きをみる

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  • じじ、フィットネスクラブに通う

     内科の医者から食事と運動と、糖尿病予備軍のわたしは診察のたびに脅かされてきた。怖い医者ほどありがたいものはない。叱るくらいでちょうどいい。怠けたかどうか、毎回の血液検査ですぐバレる。今回は、会社の健康診断からも、腎臓の再検査と手紙が来た。それを持って、今週は九段の内科受診だ。腎臓と言われたことは... 続きをみる

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  • 世田谷に紅葉スポットを探して

     仕事明けにまたふらふらとどこへ行こうかと、徘徊老人になり、都内散策。都心の紅葉スポットとスマホで調べてみたら、いろいろとあるが、行ったところばかり。それでは近場で行っていないところはと、見たら、世田谷の等々力渓谷と九品仏が出てきた。そこは一度行ってみたかった。職場の学校の正門を出ると、青山通りを... 続きをみる

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  • 海と読書と音楽と

    天気がよければ、自転車で、15分で行くいなげの浜か検見川の浜に行く。幕張の浜と繋げたら、何キロもある長い日本で最初の人工の砂浜が続いている。その隣接する海浜公園もいい。ここのところは温かい。シャンバーはいらない。休みの日は昼前から出かけた。昼飯も買ってゆこうと、途中の小さなスーパーに寄ってゆく。ド... 続きをみる

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  • 若年性痴ほう症で亡くなった従弟

     相方の脳内検査はどうなったか心配だ。そのことで、死んだ従弟のことを思い出した。末の叔父の次男だった。東京で学生生活を送り、コンピュータの会社に就職した。わたしとは小さいときによく遊んだが、年は5歳離れているので、そんなに仲良く遊んだ記憶はない。どちらかというと、彼の兄とは3歳違いなので、親しかっ... 続きをみる

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  • 子供のころの感染症

     わたしの子供のころは、伝染病は随分と普通に周囲にあって、マスクもしないで、手洗いなんかもした記憶がなかった。現代のほうが、その意味では神経質で、コロナでも完璧な対応をしている。  わたしの子供のときだから、60年くらい前には、結核もその辺にいくらでもあった。予防注射は、学校に上がるときに、疱瘡の... 続きをみる

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  • 入れ歯で噛める幸せ

     寝ても寝ても眠いのは、眠りの森の老人みたいな。ゆうべは仕事で泊まりだったが、日曜日で誰もいないし、来るのは業者だけで、夜はさっさと施錠確認して寝てしまう。夜中に電話で起こされて、取ろうとしたら切れた。間違い電話だろう。学校に夜中の電話があるはずがない。それでまた寝られない。夜中は渋谷が近いからパ... 続きをみる

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  • シチューにカツを求める

     食欲がないとは言っていられない。栄養が足りなくなるし、カロリーも必要だ。体重は少しずつ減ってきてはいるが、働いてもいるから体力もいる。何かふらふらと具合が悪い。体のどこかが、いかれてきたような。コロナの時代にそれでは病気にも負ける。精神的に弱っているのが免疫力を低下させるのだ。このままでは本当に... 続きをみる

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  • 多国籍国家日本へ

     うちに連れ子も入れて5人の子供らがいたときは、みんなに、結婚するときは、外国人とだぞと、よく話した。長男はアメリカへ。次男はヨーロッパへ。三男は中国へ。四男はオーストラリアへ。娘はアフリカの酋長の息子と結婚させると、みんな五大陸の現地の人と結婚させて、向こうで暮らさせる。わたしは、子供らを訪ねて... 続きをみる

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  • 君は子供のように動物園ではしゃぐ

    相方はまだ次の仕事に就いていなかった。千代田区の指定された駆け込みマンションで生活して半月が経っていた。東大病院の検査も今度は二回目になる。何か、いい方向に向かっている。  そんな中、置き忘れた冷蔵庫の刺身を取りに行くというので、せっかくまた来るならと、千葉市の動物公園に行こうかと誘う。わたしも休... 続きをみる

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  • ハンモックの懐郷

     先日、久しぶりにスーパー銭湯のテラスでハンモックに揺られた。わたしはハンモックに特別な感情を持っている。何か郷愁を感ずるのだ。  古本屋時代に、本と一緒に宅買いに行ったとき、めぼしい家財で売り物になるものも買ってきたが、その中にハンモックがあった。古本倉庫にハンモックを張って、昼寝でもしようかと... 続きをみる

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  • 精神科受診

     相方は最近、デトックスという言葉を頻繁に使う。解毒するということで、体内から悪いものを出すことだ。それは、精神的なものも含めると、相方の悪い人格を叩き出さないといけない。差別的で傲慢な人格を追い出したら、本当の面倒見のいい優しい女が残ればいい。  相方と一週間ぶりで会ったら、先日、受診したことを... 続きをみる

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  • 着かず離れず

     相方のことが心配なのは変わらない。連絡がつかないでいた。それはスマホの電源をわざと落としているからだ。おかしい人で、スマホが乗っ取られたと、いつものように騒いでいるが、どうしようもない。電話をしたが繋がらないと、向こうから電話がくる。温泉に行きたいと言ってきた。声は明るく、正常な人に戻っていた。... 続きをみる

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  • 吉行淳之介の『原色の街』へ

     勤務明けは毎度、寄り道してゆく。街ぶらという小さな旅をする。この日はどこに行こうかと、いつもスマホでグーグルマップを開いて、都内の地図を眺める。通勤で使っている地下鉄や電車の途中下車か沿線で考える。すると、曳舟が浮かんだ。去年の3月まで隅田のオフィスビルとタワーマンションの警備をしていたとき、曳... 続きをみる

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  • 古本世界から遠ざかり

    テレビで読書週間だから、神保町の古書街を取り上げていた。知っている古書店主が出ていた。コロナで古書店の経営も苦しいとか。普段でも暇な古書店は、コロナでますます客が来ない。大学もしばらく休み、リモートでやられたり、この半年は痛手であったろう。  何か他人事のような古本屋の話を聞いても、わたしはもう古... 続きをみる

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  • 千葉は無縁の土地ではなかった

     千葉に引っ越してきたときは、海の近くがいいと、漠然と考えて、部屋を探しにきた。いままでは都民が長く、かつては横浜でも若いときは暮らしたので神奈川県民であったときもあった。千葉県民になるのは初めてだった。千葉県は縁のない土地ではないと、思い返せばそうなのだ。まず、戦前に、親父が若かったとき、千葉に... 続きをみる

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  • 図書館からの冤罪

     図書館に本を返しに行ったら、うっかりして月曜日で休みだった。それで、外のブックポストに返してきたのが、三日前だった。また図書館に本を借りに行ったら、1冊返却されていないと窓口で言われる。そんなはずはない、ちゃんと10冊いつも確認して返している。家にありませんかと聞かれる。部屋にはない。そんな広い... 続きをみる

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  • 入院試験

     私立の付属小学校では、いまが入学試験の真っ最中だ。早いと思うが、そんなものなのだろう。倍率は4倍以上と、結構狭き門なのだ。幼稚園もあるが、それはお受験と言われていた。うちの学校も初等部では都内の御三家に入るようで、芸能人の子供らが入っていて、人気があるところと言われる。それで、試験は何日かに渡っ... 続きをみる

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  • 乗客の研究

    今朝は運がよかった。稲毛駅からずっと総武線快速に座ってこれた。曜日も関係はありそうだ。月曜日はどうしても混む。最近では水曜日の勤務が午前中とか、働き方改革で、減らしているので、午後は空くとか、曜日と時間帯で電車の込み具合は変わってくる。  わたしの通勤ルートは、稲毛から快速で、稲毛→津田沼→船橋→... 続きをみる

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  • 相貌失認だろうか

     人の顔が覚えられない。学校で働くようになり、一年が過ぎた。だのに、先生たち60人と事務や給食、清掃さんらスタッフ40人の顔と名前が半分も覚えられない。鍵を貸し出す仕事をしているから、受付に顔を出したら、理科の先生、図工の先生と鍵をそっと出すのが本当なのだろうが、そのたびに聴いて、相手から知らない... 続きをみる

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  • ふりまわされてどっちだ

     目隠しされて、ぐるぐると体を回されて、方向感覚をなくする遊びがある。カイヨワが遊びの定義をしている。昔習った社会学のテキストには、眩暈というふりまわされる遊びのことが書かれていた。それは遊園地で体験できるが、いまの自分は相方といて、それが毎日体験できている。あれでもない、これでもない、どっちなん... 続きをみる

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