タッチパネルのいらいら
スマホではストレスが溜まって仕方のないときがある。わたしは短気だから、よくスマホと喧嘩している。この野郎と、スマホを叩くが、全然反省も謝罪の言葉もない。頭にくると、ダイナマイトを仕掛けて爆発破壊したくなる。
何が頭にくるのかというと、いつものことだが、タッチパネルがあまりにも敏感で、すぐに反応するからだ。触ってもいないのに、その広告の上空1センチぐらいを通過しただけなのに、広告が待っていましたと出てくる。おまえなんかに用はないと、消そうとするが、消えない。しつこい、うるさいぞ、と叫びながら、画面をバンバンと叩いている。そんなしつこい広告には、見たいとか欲しいとかいう感じではなく、誰が買うかという反感よりない。そういうふうに、見て見てと見るまであなたを離さないわよというような、キャッチセールスみたいなのは、そこの会社に対しても嫌悪感よりなく、しつこくすると損なのだが、その辺が判っていない。広告が企業のマイナス効果を生むのであれば、即刻そういう設定はやめるべきだ。「あと5秒でスキップします」と、最後まで我慢して見させる。時間がない人には、それがいらいらの原因になる。
無料でインストールしたアプリは仕方がない。それを使うには広告が出るからだ。それは只で使っているから我慢する。思えばスマホは広告で満たされて、仕掛けられて、地雷を踏むような気分だ。もぐら叩きゲームのように、出たら叩く。記事の邪魔もする。どこにでもあって、テレビや新聞よりもうるさすぎる。好意的に見ている人は少ないのではないのか。自分に興味のない若い女性のエステや化粧品の宣伝がしつこい。おれにおかまになれって言うのか。
それと頭にくるのが電話だ。電話がスマホにくる。出ようと上にスワイプするのだが、スワイプができない。それで何度も鳴っていても、切れてしまう。そんな経験のある人が多いとネットには出ている。大事な取引先や恋人からの電話であれば、それが原因で商談中止とか、恋が破綻することがあるかもしれない。故意に拒否していると悪意に捉えられる。
スワイプできない原因をネットで調べたら、画面の表面が汚れているとか、アプリが起動していて邪魔をしているとか、指が乾燥しているとよだれで濡らす。いろいろとあるようだが、わたしはそれをすべてやってみてもダメだった。特に電話を待っている相手が公衆電話からなら、電話番号が表示されない。掛け直すことができない。
おかしなことに、右手の指でダメなら左手の指でやればうまくゆくときがある。おまえは左翼か。同じ人体でどうして認識が違うのか。
感度がよすぎるから、耳をスマホに当てただけで、電話が通話中に切れたりする。だから、耳を接触しないように少し離している。そういう経験をしている人も多い。みんな頭にきている。それを防止する設定もあるようだが、メーカーは少し、そういうトラブル防止のための機能を考慮して、いらいらがなくなるように改良したらどうなのだ。昔のケータイのほうが使いやすかったとわたしなら思う。便利になって複雑になるほど、繊細になり微妙な操作で指先でも大きすぎるのだ。
文字を出すときも、いつも上のが出てきて、表示し直す。わたしの指が大きいからだと言う。その文字の上なのに、別の文字が出るのは、指先の表面積が大きいから、赤ちゃんの指を借りなければならない。
昔のタッチパネルでなかったときは、こんないらいらはなかったのにと、昔に戻りたいと思うのだ。ボタンを押していたときが懐かしいし確実だった。いまは街中の多くが、タッチパネルになって、エレベーターでも触らなくても起動するという非接触の操作盤になり、さらに老人たちには間違いが発生しやすくなる。世の中、それが進むと、触ったことで事故も起こり、触った触らないで、まるで痴漢のような騒動が起こりそうだ。便利は怖い。これからのタッチもしないさらに進んだパネルは大丈夫なのか。不安感よりない。