コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

二回目のワクチン接種の日曜に

 ようやく高齢者の二回目のワクチン接種の予約日が来た。本当であれば、第一回目の予約がお盆のさなかであった。ネットで予約したが、ずっと夏の間は高齢者だけでも予約でいっぱいだった。わたしが一番最後になる。ところが、ワクチンが用意できたようで、早まった。予約をし直してくれとメールが平塚市から来たので、空いている一番直近の日で、7月18日の日曜日であった。いつでもいいが、その翌日に宮古島に飛ぶので、それで予約した。
 先日、太極拳の練習に行ったら、年寄りばかりだが、寄れば集まればワクチン接種の話ばかり。皆さんから聴いたら、もう全員が二回目も終わっていた。わたしだけが取り残されていた。前回の接種のときに市役所で二回目を予約して行きますかと聞かれて、予約したのが8月8日の日曜なのだ。それが今日になる。前日に平塚市から忘れていないか、確認のメールが来ていた。大丈夫、ちゃんと、スマホのカレンダーにも書いておいたから、当日になると教えてくれる。
 これでようやく二回目の接種が終わるのかと、なんとなく安心と、台風が来ている雨嵐のときに、傘をさして、市役所まで歩いてゆく。市役所の一階にはそんなに受ける人たちはいなかった。老人の姿よりも中年の姿が目立つので、もう高齢者は最後なのだろう。これからは中年と年齢が下がってくる。若い人たちはいつになるのか。若者でも重症化するというから、一番感染の多い若い人たちに先にしてもらいたい。と、窓口で検温、手の消毒。
「接種券をください」というから、「は? 接種券って、二回目のは来ていませんよ」と、わたしが言うと、最初にお送りした接種券ですよと言う。あっ、そうだった、それに二回目のシールもついていた。部屋に置いてきた。忘れたので、取りに戻ってまた来ます。と言うと、予約時間もありますかにら大丈夫ですかと心配する。歩いて往復30分くらいでまた来ます。と、このボケじじいは、何が大丈夫なものか、窓口はよくあることなのか、わたしのことを認知老人と思っているだろう。バカなことをしてと、改めて自分の失態をなじる。雨風の中、往復も疲れるが、いい運動と思えばいい。
 今度は大股で急ぎ足。戻ったら、今日の分は終了ですと言われたらどうしよう。
 汗びっしょりになって、家と市役所を往復した。疲れがどっと出る。こんなに汗をかいて、熱は上がらないだろうな。また検温すると36,6度と平熱。よかった。
 日曜は前回もそうだったが、混んでいないので、受付してから5分も待たないで注射をしてくれた。ファイザーのものだ。30分くらい、様子見で待たせる椅子に座る。二回接種したという記録はカードになって、それは大事に保管してくださいと言う。ワクチンパスポートではないが、国内の旅行をするときに、そのうち提出する場面もあるかもしれないと。
 待つ間に、バッグに詰めてきた図書館に返す本の最後の一冊を読む。隣が図書館なので、雨でどこにも出られないときは図書館で半日でもいたらいい。
 緊急事態宣言が出されて、神奈川県も全国で三番目に感染者が多いので、どう締め付けが来るのかと思ったら、海水浴が全部閉鎖で、飲食店は8時まで。酒の提供はなしと、東京と変わらない。平塚市の人口は26万だが、平塚の毎日の感染者の数を見たら、30人前後だが、それは人口130万以上ある青森県の感染者数より多いのだ。それでもまだ横浜や川崎よりはましなのは、都心から少し離れているからだろう。
 ワクチンは打ったから安心というわけではない。次の変異種が蔓延したら、また次のワクチンを打たないといけない。三回目四回目と続くのだろう。いまは二回の接種を終えた人でも感染するというブレイクスルー感染が世界的に問題になっている。ワクチン接種が全人口に行き渡るとコロナが下火になるとは思えない。これは異常で、いままでのインフルエンザとは全然違い、みんなの話では何年も続くと話しているが、その間に特効薬もできそうだ。
 オリンピックはこの日で終わり、閉会式が夜にある。バスは日の丸を出して走っていた。ええ? 今日は祝日か? 何の日だ? スマホで調べたら今年だけか、山の日とある。八月八日の八が山にも見えるからだろうか。ハハハと笑う日ともあった。やたらと祭日を作るから判らなくなっている。コロナで曜日も祭日ももうどうでもよくなってきた。こちとら毎日が日曜日なのだから。

×

非ログインユーザーとして返信する