コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

2020年10月のブログ記事

  • 海に至る道

     海辺で生まれ育ったわたしには、故郷という原風景が幼少のときから焼き付いている。わたしが生まれた青森市柳町は、家の前に八甲田山のほうから真っ直ぐに流れてくる幅3mくらいの川があった。その川の両側にはずらりと柳の木が植えられていた。風情のある町であったのが、町内会の若い人たち、40年も前に柳町から柳... 続きをみる

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  • 精神病患者たちの楽園の島

     かつてらい病患者たちの隔離政策を戦前の政府はとった。戦後もしばらく続いて、ようやく裁判で和解する。それは医学が進歩する前の迷信や誤った考えで、遺伝だとか天刑病だとかと言われていた時代だったからだ。  現代でも、ある精神病はそうした無知な人たちによって迫害され、社会から隔離されている。社会的入院は... 続きをみる

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  • 詩人S君はどうしているか

     相方のことで詩人仲間のS君のことを思い出した。彼はわたしと同年代で、30年以上前に、わたしが古本屋をやり始めたとき、ふらりと車で青森に来て、小さな古本屋から全集などどっさりと買ってくれた。売りたい蔵書もあるから、暇なときに十和田市の自宅に来てもらいたいと、彼は名刺を出した。十和田文化新聞の編集を... 続きをみる

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  • むしゃくしゃするときは風呂に入ろう

     晩飯も食べず、朝飯も半分残す。すっかりと食欲はなかった。夜はまた寝付けられず、何度も相方から電話が来るが、うるさいので、マナーモードにして出ないようにしていた。すっかりと寝不足だ。昨日は、仕事帰りに錦糸町に寄って、映画でも気晴らしに見ようかと、映画館に入ったが、眠くて、これは寝てしまうなと、やめ... 続きをみる

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  • 親切も徒になる

     よく尽くして文句を言われる。これほど割に合わないことはない。何も期待して親切にしたわけではないのだが、困った人を見たら助けてあげたくなる性分だ。いままでもいろいろとあった。前の奥さんのときは、青森の新幹線駅近くに昔の実家を持っていたペンの友人がいたので、奥さんが駅の近くの病院でヘルパーとして働い... 続きをみる

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  • どついたろか

     また激変だ。この一日でこれからの予定がまた変わる。相方に貸していたわたしのスマホには電話帳に身内の名前がある。それでわたしの知らないうちに、青森の妹や北海道の姉、東京の息子たちに電話をしていた。青森のペンの仲間にも電話していまいか。それが判ったのは、相方から、電話で、あなたを信用できないと言って... 続きをみる

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  • とうとう外敵にされたか

     またかと思った。あいつはころころと変わる。電話がきて、「あなたは信用ができない。そっちには行かない」と、千葉に一時的に避難することはやめたと言ってきた。それはそれでいいのだが、レンタカーで引っ越しのためのワゴンも手配していたのをキャンセルした。まだ十日あるから、それはすぐ電話で済んだ。わたしのブ... 続きをみる

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  • 歯下ない

     歯の下がない。だけど、前歯だけは差し歯もあるから上下は揃っている。笑って歯がないほど貧相な顔はない。わたしの友人で、金がないから歯医者にも行けないと、もう何十年も前歯だけでなく奥歯もないやつがいる。どこで咀嚼しているのか。健康にもよくないだろう。保険で直してもらえば、何万円もかからないのだが、仕... 続きをみる

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  • 田舎暮らしもいいかな

    千葉に暮らしていていいと思ったことは、東京駅まで快速で35分で行くし、戦前は保養地で、これからまた稲毛海岸はらにリゾート化するから、住むには快適な土地だと実感している。働くのは都会でも、暮らしは田舎がいい。千葉は田舎ではないが、自然が残っているところに住みたい。  それで、わたしの引っ越し癖だが、... 続きをみる

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  • 復元ポイント

     パソコンでトラブルがあると、あらかじめ設定していた復元ポイントまで戻って、そのときバックアップしてあったアップデート前に戻すことで、パソコンのトラブルを解消するということがある。前に別のブログでも書いたが、もし、自分のやり直しができるなら、何年の何月に戻りたいかと、歴史にifはないとは言うが、そ... 続きをみる

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  • 作る気も食べる気もしない

     まだ食欲不振は続いている。コロナのせいとばかり言っていられない。精神的なものだろう。何も食べたくない。だけど、何か食べているから太っている。ここのところ、玄米も炊いていなかった。電気釜はお休み。米の飯を抜いて、炭水化物を敵にして、その代わり何を食べて太っているのか。全然、減量ができない。運動不足... 続きをみる

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  • 雇用悪化

     コロナで失業率はこれから上がってくるだろう。いまのところは200万と、不景気な時代と並ぶが、失業の実数に計算されていないのが、見えない失業者だ。引きこもりや無業者、親のすねかじりは入らない。それと自宅待機や失業認定されていない人たち。数字というのはわたしは信用していない。対外的にも、隠すというこ... 続きをみる

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  • 日和自転車

    永井荷風に『日和下駄』という都内散歩の随筆がある。江戸がまだ残っているかどうか、地図を手に実証見分するのも楽しそうだ。東京は、関東大震災で江戸がなくなり、昭和20年3月の大空襲で、明治も大正もなくなり、灰燼に帰した。変わりゆく東京を惜しむかのように荷風散人は歩いた。  わたしも歩いて都内は随分と回... 続きをみる

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  • 日曜日の図書館

    日曜日の図書館へだけは行きたくない。そこはまさに老人たちの戦場だった。  返す窓口と借りる窓口に人が並ぶ。まるで特売のスーパーだ。普段は静かな図書館も、日曜は家族連れ。どこかに遊びに連れてってと、子供らに言われてお父さん。そうだ、いいところに連れてゆこう、図書館へ。子供はがっかり。また安く済ませよ... 続きをみる

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  • 婚姻届も離婚届もオンライン

     そこまでするかオンラインと、いまはなんでもオンライン。離婚と結婚ぐらい話し合いして二人して役所に行けよと言いたい。だけど、わたしは自分のことを忘れていた。思えば、わたしもそれに近いことをしていた。  最初の結婚は、郵便結婚だった。いまから45年前だから、インターネットもケータイもパソコンもない。... 続きをみる

  • ハンコがサインになるのか

     ハンコに反抗していると新聞に書いていた。新しい大臣がハンコ文化に対抗する。ハンコはなくならないとは思うが、それでもだいぶこれからは使用頻度は下がる。その代わり、これからはすべて外国式にサインになる。宅配便がすでにそうだ。受け取りのハンコがなければサインでもいい。  新生銀行に口座を作ったのは、海... 続きをみる

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  • 台風でも露天風呂

     毎日が雨だからどこにも出られないのではなく、それで行けるところもある。スーパー銭湯だった。そこなら台風が来ようが、土砂降りであろうが、裸だから、濡れてもいい。  と、休みの日に出かける。周辺にはいろいろとあるが、一度自転車で行ってみたいところに、雨だから電車で向かう。京成稲毛駅ならうちからすぐだ... 続きをみる

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  • 遠足も雨でかわいそう

     学校では遠足がある。都会だから、遠足とは歩くものではない。交通事故も怖いし、先生たちが歩いて連れてゆく範囲も限られている。それだから、遠足といっても、日帰りバス旅行で、近県に野外授業のような見学に行くのだ。  学年別に日にちを変えて、2年生だけ、この日はバス4台で、千葉の館山に行く。内容を見たら... 続きをみる

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  • めっきりと寒くなってまいりました

     青森の施設にいるおふくろに週一で書く手紙も四日に一度になる。それほど仕事は暇で退屈だった。雨の日は何もできない。学校の校庭を掃こうにもできない、花壇や芝生の水撒きもいらないし、それが日曜なら、児童も先生も職員さんたちも誰も来ない。工事もなければ、一日。宿直室にいて、テレビばかり見ていてもつまらな... 続きをみる

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  • ショッピングセンターの上ほど廃墟

     いまの2フロアくらいの広いモールなら、お客が買い物で歩く距離は大変だが、テナントとしては客動線にどこも面していて、不利な場所はあまりない。それが、昔の建物でのショッピングセンターは8階建てなど、上に高いのが多かった。土地が高いということもあるが、駅前などの中心部に位置する店舗が多い。それが、現在... 続きをみる

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  • 運動嫌い

     運動嫌いは老後になっても響くものだ。スポーツは嫌いで、オリンピックも野球もサッカーも相撲も見ない。無関心でどうでもいい。小学生のときから、体育の通信簿は2か3と、1のときもあった。クラスで一番ビリケツで、運動会では津軽弁でゲッパ(ビリのこと)。のろのろと肥満の子が走るのは親も見ていられない。跳び... 続きをみる

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  • 固有名詞を忘れる

     わが家の男性はボケの家系で、歴代はみんな認知症になるから、遺伝的にわたしもそうなるかもしれない。どうしたらボケないかと、普段から頭を使うために、スマホで麻雀ゲームをしたり、本を読んだり、もの書きをしたりしていて、頭を使うようにはしている。それと、毎日の行動と思考パターンが同じにならないように、変... 続きをみる

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  • トランペットに憧れていたころ

     音楽的素質も才能もないくせに、楽器に対する思いだけは強かった。クラシック音楽に目覚めた高校生のときから、中年になって、諦めるまで、いろんな楽器に触れてきた。ピアノ、フルート、トランペット、トロンボーン、ギター、ウクレレ、大正琴、チェロと触ったぐらいで、人に聴かせられるものではなかった。すべて、壊... 続きをみる

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  • どうしようもない二人

    息子からの電話だけでなく、相方からも毎日何回か電話がくる。くだらない内容なのだが、みんな被害妄想だ。たとえば、フェイスブックから裸の外人の写真が送られてきたと騒ぐ。それは友達の友達ということで、わたしの知らない外人の名前で、よくそんなのが入ってくるが、無視している。フェイスブックがどんなものかやっ... 続きをみる

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  • 息子たちは父親を理解できない

     長男から珍しく電話がきた。久しぶりだと、何かあったのかと驚く。便りのないのがいい便りで、普段はメールも電話もない息子たちだ。どうした? と聞いたら、のっけから、「お父さんはこれからどうしたいの?」と、聞いてきた。どうしたいって、いまのところは学校の仕事をしているし、来年で辞めようとは思う。それか... 続きをみる

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  • 今度は歯医者通いか

     去年の6月まで、国立病院の歯科に通って、虫歯はすべて治療して、下の歯を一本抜歯したので、下の部分入れ歯が合わなくなり、下だけ作ることになった。国立病院の歯科に行くことになったのは、少し遠いが、人工関節で全身を調べて、歯科も受診したとき、手術でばい菌が入るといけないというので、そこで治療したのだ。... 続きをみる

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  • テラス席のススメ

     コロナで都心の飲食店も密の店内を避けるように、店頭に椅子テーブルを出してテラス席を設けだした。歩道の使用許可は営業では降りないが、地区によっては、逆に推進して、特別に許可を下ろしているところも報じられていた。  世界の都市、これは欧米もアジアもそうだが、飲食店の外にまで客席がある。それは日本では... 続きをみる

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  • 先祖代々の墓が荒れているって

     おふくろに電話をしたら、三男が三内の墓が荒れているから直さないといけないと、写真を撮ってきて見せるようなことを言ったとか。わたしもしばらくは墓参りには行っていない。三内霊園は青森市の郊外で、三内丸山遺跡のあるほうだ。そこは青森市で管理しているが、わが家では2区画持っている。その名義はわたしになっ... 続きをみる

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  • 稲毛海岸は都心に近いリゾート

     夏の間、千葉の稲毛の浜では、二度ほど海に入っただけで、遊泳禁止とパトロールもしていて、あまり泳いでいなかった。ただ、腰までつかっただけだった。後は、何回か来ているが、ウッドデッキのテラスにねそべり、日焼けをしていた。青森にいたときも同じで、浅虫で暮らしたときも、サンセットビーチで、市内にいたとき... 続きをみる

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  • 身内はLINEで繋がる

     北海道の姉にようやく電話が繋がる。それまで電話を何回しても出ないので、手紙を長々と書いた。五年分のことを書いて教えた。姉妹はみんなLINEで繋がっているのだとか。それなら通信費もかからないし、安心だというのだ。いまは怪しい電話が横行しているから、みんな警戒している。わたしにも最近はよく非通知の電... 続きをみる

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  • 閉塞してゆく旅路 3

     泊まるホテルも外側を見たら、廃墟ではないのかと思うほど古い。昨日泊まった旅館はよかった。90年以上経っているが、和風旅館は古いほど味があるのに、近代的なホテルは古くなると腐っている。素材が問題なのだろう。経年で劣化しないもの、味わいがあるのは、西洋の教会やお城もそうだが、ビルは古くなれば化け物屋... 続きをみる

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