2020年10月のブログ記事
-
-
かつてらい病患者たちの隔離政策を戦前の政府はとった。戦後もしばらく続いて、ようやく裁判で和解する。それは医学が進歩する前の迷信や誤った考えで、遺伝だとか天刑病だとかと言われていた時代だったからだ。 現代でも、ある精神病はそうした無知な人たちによって迫害され、社会から隔離されている。社会的入院は... 続きをみる
-
相方のことで詩人仲間のS君のことを思い出した。彼はわたしと同年代で、30年以上前に、わたしが古本屋をやり始めたとき、ふらりと車で青森に来て、小さな古本屋から全集などどっさりと買ってくれた。売りたい蔵書もあるから、暇なときに十和田市の自宅に来てもらいたいと、彼は名刺を出した。十和田文化新聞の編集を... 続きをみる
-
晩飯も食べず、朝飯も半分残す。すっかりと食欲はなかった。夜はまた寝付けられず、何度も相方から電話が来るが、うるさいので、マナーモードにして出ないようにしていた。すっかりと寝不足だ。昨日は、仕事帰りに錦糸町に寄って、映画でも気晴らしに見ようかと、映画館に入ったが、眠くて、これは寝てしまうなと、やめ... 続きをみる
-
-
-
またかと思った。あいつはころころと変わる。電話がきて、「あなたは信用ができない。そっちには行かない」と、千葉に一時的に避難することはやめたと言ってきた。それはそれでいいのだが、レンタカーで引っ越しのためのワゴンも手配していたのをキャンセルした。まだ十日あるから、それはすぐ電話で済んだ。わたしのブ... 続きをみる
-
-
千葉に暮らしていていいと思ったことは、東京駅まで快速で35分で行くし、戦前は保養地で、これからまた稲毛海岸はらにリゾート化するから、住むには快適な土地だと実感している。働くのは都会でも、暮らしは田舎がいい。千葉は田舎ではないが、自然が残っているところに住みたい。 それで、わたしの引っ越し癖だが、... 続きをみる
-
-
-
まだ食欲不振は続いている。コロナのせいとばかり言っていられない。精神的なものだろう。何も食べたくない。だけど、何か食べているから太っている。ここのところ、玄米も炊いていなかった。電気釜はお休み。米の飯を抜いて、炭水化物を敵にして、その代わり何を食べて太っているのか。全然、減量ができない。運動不足... 続きをみる
-
-
-
-
そこまでするかオンラインと、いまはなんでもオンライン。離婚と結婚ぐらい話し合いして二人して役所に行けよと言いたい。だけど、わたしは自分のことを忘れていた。思えば、わたしもそれに近いことをしていた。 最初の結婚は、郵便結婚だった。いまから45年前だから、インターネットもケータイもパソコンもない。... 続きをみる
-
ハンコに反抗していると新聞に書いていた。新しい大臣がハンコ文化に対抗する。ハンコはなくならないとは思うが、それでもだいぶこれからは使用頻度は下がる。その代わり、これからはすべて外国式にサインになる。宅配便がすでにそうだ。受け取りのハンコがなければサインでもいい。 新生銀行に口座を作ったのは、海... 続きをみる
-
-
学校では遠足がある。都会だから、遠足とは歩くものではない。交通事故も怖いし、先生たちが歩いて連れてゆく範囲も限られている。それだから、遠足といっても、日帰りバス旅行で、近県に野外授業のような見学に行くのだ。 学年別に日にちを変えて、2年生だけ、この日はバス4台で、千葉の館山に行く。内容を見たら... 続きをみる
-
青森の施設にいるおふくろに週一で書く手紙も四日に一度になる。それほど仕事は暇で退屈だった。雨の日は何もできない。学校の校庭を掃こうにもできない、花壇や芝生の水撒きもいらないし、それが日曜なら、児童も先生も職員さんたちも誰も来ない。工事もなければ、一日。宿直室にいて、テレビばかり見ていてもつまらな... 続きをみる
-
いまの2フロアくらいの広いモールなら、お客が買い物で歩く距離は大変だが、テナントとしては客動線にどこも面していて、不利な場所はあまりない。それが、昔の建物でのショッピングセンターは8階建てなど、上に高いのが多かった。土地が高いということもあるが、駅前などの中心部に位置する店舗が多い。それが、現在... 続きをみる
-
-
-
-
音楽的素質も才能もないくせに、楽器に対する思いだけは強かった。クラシック音楽に目覚めた高校生のときから、中年になって、諦めるまで、いろんな楽器に触れてきた。ピアノ、フルート、トランペット、トロンボーン、ギター、ウクレレ、大正琴、チェロと触ったぐらいで、人に聴かせられるものではなかった。すべて、壊... 続きをみる
-
息子からの電話だけでなく、相方からも毎日何回か電話がくる。くだらない内容なのだが、みんな被害妄想だ。たとえば、フェイスブックから裸の外人の写真が送られてきたと騒ぐ。それは友達の友達ということで、わたしの知らない外人の名前で、よくそんなのが入ってくるが、無視している。フェイスブックがどんなものかやっ... 続きをみる
-
長男から珍しく電話がきた。久しぶりだと、何かあったのかと驚く。便りのないのがいい便りで、普段はメールも電話もない息子たちだ。どうした? と聞いたら、のっけから、「お父さんはこれからどうしたいの?」と、聞いてきた。どうしたいって、いまのところは学校の仕事をしているし、来年で辞めようとは思う。それか... 続きをみる
-
-
-
おふくろに電話をしたら、三男が三内の墓が荒れているから直さないといけないと、写真を撮ってきて見せるようなことを言ったとか。わたしもしばらくは墓参りには行っていない。三内霊園は青森市の郊外で、三内丸山遺跡のあるほうだ。そこは青森市で管理しているが、わが家では2区画持っている。その名義はわたしになっ... 続きをみる
-
夏の間、千葉の稲毛の浜では、二度ほど海に入っただけで、遊泳禁止とパトロールもしていて、あまり泳いでいなかった。ただ、腰までつかっただけだった。後は、何回か来ているが、ウッドデッキのテラスにねそべり、日焼けをしていた。青森にいたときも同じで、浅虫で暮らしたときも、サンセットビーチで、市内にいたとき... 続きをみる
-
北海道の姉にようやく電話が繋がる。それまで電話を何回しても出ないので、手紙を長々と書いた。五年分のことを書いて教えた。姉妹はみんなLINEで繋がっているのだとか。それなら通信費もかからないし、安心だというのだ。いまは怪しい電話が横行しているから、みんな警戒している。わたしにも最近はよく非通知の電... 続きをみる
-
-
泊まるホテルも外側を見たら、廃墟ではないのかと思うほど古い。昨日泊まった旅館はよかった。90年以上経っているが、和風旅館は古いほど味があるのに、近代的なホテルは古くなると腐っている。素材が問題なのだろう。経年で劣化しないもの、味わいがあるのは、西洋の教会やお城もそうだが、ビルは古くなれば化け物屋... 続きをみる