毎日が雨だからどこにも出られないのではなく、それで行けるところもある。スーパー銭湯だった。そこなら台風が来ようが、土砂降りであろうが、裸だから、濡れてもいい。
　と、休みの日に出かける。周辺にはいろいろとあるが、一度自転車で行ってみたいところに、雨だから電車で向かう。京成稲毛駅ならうちからすぐだ。そこから千葉方面に向かう。五つ目が千葉中央。終点だ。前にも千葉に来たばかりのころにブログに書いたが、新千葉、本千葉、千葉駅、千葉中央と、どこが中心なのかと、迷う駅名が、JRと京成があるからややこしい。線路伝いに温泉がある。本当は、JRの本千葉駅のほうが近い。ただ、本数が少ないから、待つ時間を考えたら歩いたほうが早いか。千葉駅から先は外房線と内房線と、東京間より本数が減る。総武線の黄色い電車は千葉駅止まりが多い。
　本千葉といっても、駅前は寂しい。何が本なのか判らない。雨で傘をさして歩くことも運動だ。温泉は笑がおの湯という。前に一度来ている。いい風呂であったような。朝10時の開店と同時に入る。近所の人たちも来ている。じじばばが多い。と、自分もじじのくせに、棚に上げておく。
　内湯はジェットバスがいっぱいある。みんな違うから、それを全部回る。サウナも二つある。高温のサウナとミストとある。ミストは熱くはないが、それでも汗が出る。風呂に入る前に体重計に載る。86キロで変わらない。それが4時間風呂に入って、出たときに測ると、84キロと、2キロは減るが、水分を取ると同じだ。贅肉がとれたわけではない。ジェットバスもいい運動にはなるのだろう。腹や背中などにお湯の噴射。
　露天風呂は、炭酸泉と、寝湯、ツボ押しの湯、ぶら下がり健康と、遊園地のような裸でサルのようにぶら下がる器具がついている。ジェットバスはいろいろと露天にもある。その間、ずっと雨だから、冷たい。ビーチチェアで少し寝たが、横になると、冷たい雨のシャワーだ。すっかりと冷えてしまう。また風呂に入る。その繰り返し。台風はどうやらそれて、四国にも関東にも上陸せず、カーブで太平洋へと曲がるコースのようだが、それでも雨の被害はあるのだろう。
　目がしょぼしょぼする。昨日は勤務明けで、市ヶ谷の眼科に行った。点眼薬が切れた。それと三か月に一度の検査で、瞳孔を開く薬をさして、眼底を調べた。異常なしという。裸眼で見るとお月さまも二重に見えると言ったら、メガネをかけたら大丈夫でしょうと、それはただの乱視だと言われた。乱視が少し入っている。
　市ヶ谷に来たついでに、前によく買い物した裏通りのミニスーパーに寄ってみた。懐かしい。よく、図書館の帰りに寄ってお買い得を漁ったものだ。その二つのスーパーを覗いて、レタスと万能ネギなど安いものばかり買う。図書館まで足を運ぶのは面倒なのでやめた。
　体の変化に敏感なのはいいが、そんなに心配したこともない。わたしのように、あちこちの病院にちゃんと通っているシニアもいるだろうが、まだいのちが惜しいから、具合が悪いとすぐ医者だ。いまのところは運動不足でメタボをなんとかしないといけない。そのためにスーパー銭湯は運動場なのだ。
　それと、休憩ルームに横になり、持ってきた文庫本を読む。すっかりと休みの日のスタイルだ。
　ただ、温泉に入りに行くだけでなく、その周辺の地元のスーパーも覗いて、買い物をする。前に来たときも寄ったが、客はあまり入らないが、激安のスーパーがあった。安い、安いと、ついまた背中と手にもマイバッグいっぱい買った。安い理由が書かれていた。賞味期限ぎりぎりの商品ばかり集めて安く売っているから、ほぼ半額なのだ。たとえば、QBBの四個入りチーズいろいろが、普通は100円前後で売られているのが50円なのだ。ヨーグルトも濃厚なものが安い。いつもは手が出ないが、半額なら買えるとガバガバと買う。
　せっかく運動して少しだけ減量したのも、帰ってまたガバガバと食べたら元通り。なんのために温泉運動をしたものか。