いつもそうだったが、どこどこの旅館を予約したよと、一方的に相方はわたしに告げるのだった。なんの相談もないが、それはわたしのためなので、サプライズのつもりだろうが、旅行としては外れはなかった。今回は、コロナで近場に行くことにする。秩父はいままでも何度か行っていたが、その温泉は初めてだった。 湘南新... 続きをみる
2021年5月のブログ記事
-
-
夢というのは不思議なものだ。大学に出勤していた。正門で警備員に社員証を提示しないと入れない。その社員証がない。そうだ、もう退職したのだと、夢の中でまた引き返していた。電車賃を損したと。 相方は6月には外反母趾がひどくて外科手術で3週間も入院する。それで、いまのうちにわたしに逢いたいと来た。コロナ... 続きをみる
-
-
退職の日、朝帰りなのだが、交代の仲間が握手を求めてくる。淋しそうな顔に目が潤んでいた。もう、スケベ話もできないのかと。わたしのことを、仲間のじいさんは、日本人離れしていると言う。そうか? 人間離れではないのか。ゴリラに似ているとも昔は言われたし、孫たちからはトトロと言われている。そのうち地球人離れ... 続きをみる
-
-
小学生のときに、学校で習った星座のことで、空を見上げると、そこが宇宙なんだと改めて思わせた。それまでは、意識することなく、星なんか天の穴ぐらいに思っていたろう。それが形があり、毎日毎時間移動して刻々と変わってゆくのが面白いと、暗くなって外に出ると、近所の友達と急に星を追いかけたときがあった。そのと... 続きをみる
-
西日本は二週間早く梅雨入りしたと、それが、これを書いている19日には伊豆まで梅雨入りが迫っていた。関東も後少しと今年は異様に早い。もう紫陽花も咲いていた。例年であれば6月の第一週が梅雨入りのようだ。それはわたしの誕生日が実にその日なので、雨男と言われてもいい。好きな花は紫陽花と、昔から雨は嫌いでは... 続きをみる
-
自撮りがいまは普通になったが、いまから15年前までは、それは恥ずかしいと、わたしは人が見ていないときに、片手にデジカメを持って、自分を風景の片隅に必ず入れて撮っていた。それを旅行から帰ってから、息子に見せたら笑うこと。どの写真にも、ひょっこりはんのように、ちらりとわたしの顔が出てくるのが可笑しいと... 続きをみる
-
このブログが公開されるときは、もう仕事は辞めて、わたしは大学の門を潜ると、二度と入れなくなる。制服もきちんと畳んで袋に入れて返した。保険証と身分証は月末まで在籍があるから、それは本部へ郵送する。月末まで有給休暇で埋めている。全部残りを使い果たして辞める。 それで、最後の学校の巡回で、いつものよう... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
-
よせばいいのに、またギターを衝動買いする。それもネットで見た6千円もしない安物で、初心者向けのアコースティックギターだ。色は思い切ってパープルにしてみた。どうせ、玩具のようなものだ。 若いときはクラシックギターを独学していた。中学のときに親父からクリスマスプレゼントとして買ってもらう。NHKの... 続きをみる
-
-
-
何かの本でリタイヤしたら名刺を作ろうということが書かれていた。それまでは営業、これからは自分を売り込む。そういうわけではないが、久しぶりに名刺をネットで頼んだ。いまは、スマホから簡単に名刺が注文できる。そこの会社のアプリをダウンロードして、デザインのテンプレートから選んではめてゆくだけ。わたしの... 続きをみる
-
-
-
-
-
JRだけではないが、あちこちの駅で、その駅にまつわる歌を電車が出るときに流している。平塚駅は、お祭りとして知られている平塚七夕にちなんで、たなばたさまがホームに流れる。 ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎん砂子 わたしは引っ越しを決めて、初めて平塚が七夕祭りで有... 続きをみる
-
-
-
いま、懐かしいと読み返したい本は何? と、聞かれたら、小学校のときの国語の教科書と答えよう。うちの古本屋に、戦前の尋常小学校の国語の教科書の復刻版が箱に入って仕入れたことがある。それはたいして高くもないが、それを欲しがる老人たちがいる。もう亡くなられたが、その復刻版のセットをなんとか探してくれない... 続きをみる
-
4月の末、仕事明けの祝日だった。昔は天皇誕生日、それからみどりの日、いまは昭和の日だって、ころころ変わるから覚えられない。それで東京などは緊急事態宣言発令の初日で、今日からゴールデンウイークならぬブラックウイークが始まる。その初日に暴風雨。職場から傘を借りた。この日は稲毛のマンションの立ち合いが... 続きをみる
-
誰でも年とともに暗記力はなくなる。あたりまえのことなのだが、それが仕事の場となるとそうも言っていられない。いま学校で働いているが、先生たち60人、職員さんやスタッフでそれぐらいいるが、そのうちの半分も名前を憶えられないでいる。1年半も勤めていて、いい加減に憶えろよと言われそうだが、いまだに、どちら... 続きをみる
-
-
4月下旬にようやく引っ越しとなる。一人でも運べると思ったが、相方が手伝うというので、仕事明けに地下鉄駅で待ち合わせ、一緒に稲毛駅まで来た。駅前のレンタカーの営業所からボンゴのバンを借りた。相方は小さいわ、全部入るの? と心配して言う。わたしはいい加減で、入るだろうと、古本屋のときのように、詰めたら... 続きをみる
-
-