コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

湘南から通勤

 これで平塚の新しいマンションで寝るのは二回目だが、前は寝袋だけ、ちゃんとベッドも毛布もある。朝は稲毛にいたときは、カッコーや鶯の声で目覚めたが、ここ平塚ではゆっくりと寝すぎたら、8時になるとラジオ体操で目が覚める。ベランダを開けたら、近くにある東洋ゴムの工場から聞こえてくる。工場の従業員たちが外に集まり、一斉にラジオ体操をしているのだろう。わたしも一緒にこれからしてみよう。
 二人とも疲れ切って寝ていた。IHヒーターが壊れていたので、お湯が沸かせない。食器があるが、ポットが別送させた宅配便の箱の中だ。それで、コーヒーを飲もうとしたが、オーブンレンジがあるからコップに水を入れて温めて、そのお湯でドリップコーヒーを淹れる。来たばかりで何か不便だが、仕方がない。
 朝飯のパンを食べてから、近くのスーパー銭湯に行くことにした。銭湯は10時オープンだから、時間まで、総合公園を散歩する。前に来たときは桜が散っていた3月。いまはツツジとバラが咲いている。日本庭園のベンチで鯉や亀を見ていたり、バラ園で写真を撮ったりしていた。近くにいい公園があると、相方も平塚は二度目だが、いいところだと誉める。
 隣接するスーパー銭湯は、前に来てポイントカードも作った。平日なので客は少ないと思ったら、高齢者たちがこぞって来ていた。湯乃蔵ガーデンという建物の造りもいい。そこで半日いようと思う。昨日の汗も流せる。内湯もいくつもあり、ジェットバスの水流も強力だ。わたしは、背中が痛いので、そこに当てて、マッサージをする。サウナで汗をかいたら、露天風呂の壺湯で日焼けもしていたり、寝湯で鼾をかいて寝ていたり。
 昼飯を食堂でとった後は、部屋着で岩盤浴に入る。若い男性が二人いたが、彼らが出たら貸し切りになる。汗はかなり出たが、それが出たからと水分なので体重が減るわけでもない。また水を飲んだら同じこと。
 温泉のシャドルバスで平塚駅まで連れていってもらう。駅前の不動産屋にIHヒーターが故障してることを伝え、ついで火災保険が契約成立していないとメールが入っていたことを伝える。
 駅前の角にある平塚名物の都まんじゅうも買ってみる。製造直売の店で、見たら、大判焼きの小さいのに白あんが入っている。二口で食べられる大きさに焼き印が可愛らしい。
 JRの通勤快速電車は平塚始発だった。座ってゆける。どれぐらい通勤にかかるのかと、時間を見ていた。もうすぐ仕事は辞めるのだが、後7回は出勤しなければならない。一番早いのは、JRで東京駅まで行って、また地下鉄で表参道まで乗り換えてくる方法だが、それより安く早い方法があった。JRの電車を横浜で降りて、東横線の急行で渋谷まで出る。それなら交通費も安く済む。それで行ってみたら、乗り換えをいれても1時間で渋谷に着いた。渋谷から勤めている学校まで歩いて6分くらいだ。朝は7時前に平塚の家を出ても間に合う。歩きも入れて1時間半だ。それぐらいの通勤時間なら都心までも通えるのだ。千葉とあまり変わらない。相方は、何か慣れないので、湘南のほうが千葉よりずっと遠く感じたというが、そうでもないことを実際に乗って計ったら確かめられた。
 通勤も後少しだ。サラリーマンを辞めたら、毎日が日曜日なのだが、サンデー毎日でも退屈はしないだろう。今度、東京に来るのは旅なのか。仕事で来ることはない。息子たちと孫たちの顔は見にこよう。それもこれもコロナが終息してからだな。


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