コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

2021年3月のブログ記事

  • 桜前線を追って 2

     相方は熱海も小田原も平塚も来たことがない。それで、わたしがどんなところでこれから暮らすのかは興味があったが、電車で通って、改めて、いいところだと思うと言った。わたしが移住したいと思う気持ちが判ると。  熱海はわたしは三度目だった。だけど行ったことのないところもある。まずは、来宮神社の大楠を見にゆ... 続きをみる

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  • 桜前線を追って 1

     平塚の不動産屋で契約をする日だった。相方は暇だろうから、今度住む平塚を見せてやろうと、前日に電話で連絡した。すると、別に仕事もないときというので、ならば、近くに泊まれるスーパー銭湯があるから、泊まりで行かないかと、雑魚寝だが、安いからと誘う。それでもよくよく考えたら、二人で五千円だ。それぐらいな... 続きをみる

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  • 今度は詩という老母の暇つぶし

     句集を出す段になり、もう書くこともないと、郷里の施設にいる百歳の老母は、書いたノート二冊をわたしに送らせて、それで大役を果たしたと思っていた。それまでは、書くことが生き甲斐で、コロナで面会もできず、閉じ込められていた部屋にいて、退屈で死にそうであったのが、本にしてあげるというので、俄然やる気が出... 続きをみる

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  • だらける

     コロナでだいぶだらけてきている。通勤客の足も重いのか、だらだらと歩いている。なんだか、行きたくないようなのろい歩み。その後ろをついて歩くと、わたしの歩行速度の半分だから。遅刻はしないが、いらいらとしてくる。追い越してまるで通勤競歩のようになる。さっさかと歩かないと、自分のペースというものがあるの... 続きをみる

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  • 商道徳 定価の嘘

    商人は騙しが多いから信用できない。それは昔からだった。人を見て値段をふっかける。商品には値札もついていなかった。それではいけないと、三越の前身の越後屋が1673年に現金正札販売を実施していたとネットに書かれていた。当時としては画期的であった。人々は安心して買い物ができる。それはいまでも当たり前では... 続きをみる

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  • 五七五の日記

    青森のおふくろが毎日、老人施設で書いていた、本人は俳句というが、俳句でも川柳でもないような、五七五で書かれた日記と思うが、それでもそんな勉強もしたわけでもなく、教えられたこともなく、ただ、五七五にすればいいと、思いのたけを大学ノートに綴っていた。本人は駄作と判っているが、いまさら、言葉はそのままス... 続きをみる

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  • 接触確認アプリのていたらく

    確か、このブログでも書いたが、去年の秋に、それまで毎日接触確認を楽しみにしていたココアが突然、変な総務省の画面になり、いままでと違う画面に戸惑う。いろいろとやってみたが、どこからも接触確認ができないのだ。それで、どうなっているのだと、メールで受け付けるところがあったので、総務省に、突然変わっていま... 続きをみる

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  • アイヌ差別発言

     ネトウヨという言葉が出てきて、それはなんだと思ったら、ネット右翼のことで、完全保守的な愛国心はいいのだが、そこから出られない若者が不満の矛先を向けるヘイトクライムのことと知る。こんなことを書けば、攻撃されるかもしれないが、そこが差別の温床で、ネットのyoutubeを見たら、嫌中、嫌韓の記事で埋ま... 続きをみる

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  • 気の早い一輪だけの花見かな

     どうも、昔はそうでなかったのに、年とともに花見が好きになる。花の時期になると、それ梅だ、桜だ、薔薇だと、そういう公園に出かけるようになる。前は花なんかどうでもよかったのに。  前に暮らしていた千鳥ヶ淵の近くにいたときは、歩いてすぐが桜の名所の千鳥ヶ淵なので、散歩がてら見に行った。また、近くに靖国... 続きをみる

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  • なんとかならんか再配達

     いつもいつもすみませんと、謝るのが配達の人たちにだ。二度も三度も不在票を新聞入れに入れてある。そんなことはうちだけではないだろう。日中はいないほうが多いのは、働いているからだ。それなのに、解っていても宅配便と郵便物は、再配達と二度手間三度手間で効率が悪すぎる。どうにかならんものか。ずっと昔からそ... 続きをみる

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  • 鍵をかったか

     職場で、わたしが仲間に「鍵はかったから」と、言ったら、「ええ? 何の鍵を買ったのだ?」と、不思議な顔をされた。「だから、鍵をかったっていうの」と、言っても通じない。そこで気が付いた。また標準語と思っていた津軽弁が出ていたのだ。一人笑う。相手はきょとんだ。「鍵はかけたかと聞いた」「なんだ、かうって... 続きをみる

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  • 棟方志功版画賞で思い出したこと

    青森では棟方志功が出たことで、子供たちから版画を募集していて、棟方志功賞を設定している。それは最近も発表されたので、ずっと続いているのだろう。  うちの息子が小学生の低学年のときに、学校でみんなの版画を出したときに、その賞をいただいた。自分の息子がなんでも賞をいただけるのは親としては嬉しい。わたし... 続きをみる

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  • 同人誌印刷

    ワープロを使っていたころは、まだパソコンを手にしていなかったときだ。息子たちのほうがパソコンに飛びつくのが早かった。平成7年にはもう息子二人はおふくろだから、彼らの祖母から高額なパソコンを買ってもらい、それで通信して多額の通信料の請求がわたしのクレジットカードに来て怒った。三か月で30万使われた。... 続きをみる

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  • 住みたい街ランキング

    コロナ移住と言われてから、都心から引っ越して、郊外や隣県に移り住む人が増えたとか。マチイナカという言葉も出てきて、通勤可能な自然の多い都会に近い田舎で暮らす。その住みたい街のランキングがネットによく出ている。裏では不動産屋が動いているかもしれないが、都心のマンションの売れ行きが鈍り、郊外が売れてい... 続きをみる

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  • 人にはゴミにしか見えないもの

     うちの死んだ親父は倹約家ではないが、なんでも捨てないでとっておく人だった。包装紙や紐、菓子箱、パンフレットなど、座っている居間の椅子周りに堆く積まれて、どうにかしたいと、おふくろも思っていた。勝手に捨てたら激怒する。だから、身内と相談して、死んだら捨てようねと話していた。親父が死んだとき、ゴミ袋... 続きをみる

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  • マスクとメガネの喧嘩

     メガネをかけている人は、マスクが邪魔ということは、毎日のことで、イライラしていると思う。どっちも耳にかけるので、メガネとマスクが喧嘩する。メガネはマスクに言う。「おれはずっと何十年もここにいるのだ。おまえなんか去年から突然やってきて、なまいきなんだよ」と、メガネは先住権を盾に取り、マスクを蹴落と... 続きをみる

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  • 湘南の不動産屋にて

     平塚で降りたのは初めて。いつも通り過ぎるだけだった。隣の大磯には一昨年の夏、二人でホテルに泊まり、ロングビーチで泳いだ。大磯海水浴場でも泳いだが、その延長の浜辺が平塚の海水浴場で、湘南のど真ん中という感じか。  静岡の旅行の帰りにふらりと寄った平塚市。駅前からして賑やかで都会的。人口が26万とい... 続きをみる

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  • 旅ゆけば駿河の国 3

     十九の夏だから、昭和45年のことだ。わたしは何を思ったか、突然、東京から三島まで電車で来ると、私鉄に乗り換えて修善寺駅の終点まで最終で来ていた。夜は11時を過ぎていた。そこから下田まで、伊豆の踊子の歩いた旧道を夜を徹して歩いた。あれ以来だから、半世紀前のことで、当然、駅前に立ったときは記憶にない... 続きをみる

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  • 旅ゆけば駿河の国 2

     沼津駅に着いたら夕暮れ。その駅前から今夜泊まるスーパー銭湯の無料シャトルバスが出る。時間までまだ1時間はあるので、今度こそちゃんとした晩飯をと、駅前周辺を探したが、飲食店がない。居酒屋よりない。マックはあるが、まさか晩飯にハンバーガーもない。仕方なく、居酒屋に入る。飯がないので、生ビールにいろい... 続きをみる

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  • 旅すれば駿河の国 1

     緊急事態宣言は延長された。本当は今日から出かけてもいいとなっていたのが、またこのアクティブじじいは旅行に行くのが後ろめたい。目覚ましを4時50分にかけておいたが、その一分前に自然と目覚めた。体内時計の不思議。千葉から総武線と中央線乗り換えて新宿に出、バスタから7時過ぎ発の静岡行の高速バスに乗る。... 続きをみる

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  • 大人の休日倶楽部ふたたび

     しばらく退会していたJR東日本の大人の休日倶楽部を思い出した。50歳過ぎたときから、ずっとミドル会員でいたが、そのとは、旅費は5%引きぐらいであったか。男性が65歳過ぎたら、ジパングの会員になれて、長距離の運賃が30%引きになる。それをすっかりと忘れていた。カードを作るに、仕事をしていなければ有... 続きをみる

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  • 古本屋の怪談

    ホラーものが好きなくせに幽霊は信じない。超常現象も科学的に解明するEテレの番組が面白くていつも見ていたのが、NHKも批判が来たか、番組を終えてしまった。あれはいい企画であったのに。子供のときから怖いものが好きで、テレビ番組では、「世にも不思議な物語」とか、「ヒッチコック劇場」「オーソンウエルズ劇場... 続きをみる

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  • 頭の中がヒストリア

     青森のおふくろに手紙で、わが家の歴史を書き残してくれと頼んだ。みんな死んで、いまや、わが家の歴史を知る者は、一番下の叔父と、おふくろよりいない。テレビ番組で、ファミリーヒストリーをやっていて、それに倣い、自分たちのルーツも書き残しておけば、孫子の代まで伝えられるだろう。それはおふくろが死んだら、... 続きをみる

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  • 湘南オールドボーイになる

     学生時代に、鎌倉には毎週のように通った。横浜国立大学の雪の下寮に住む幼馴染を訪ねて通ったのだが、片思いで、ストーカーのように、窓の下に立っているだけでも安心していられた、自分でも気持ちの悪いやつだったと、いまなら思う。  それで愛は屋鳥に及ぶというやつで、彼女の住んでいる鎌倉も愛するようになる。... 続きをみる

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  • この十年

    3,11から10年になると、マスコミはこぞって特集記事と番組を流すのだろう。あれから10年かと、何かもっと長かったような気がする。10年ひと昔とは言うが、あっという間ではなく、随分と長く感じられたのは、いろいろとありすぎたからだ。古本屋時代の10年はどこにも出られず、子育てと仕事で忙しく、あまり変... 続きをみる

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  • この一年

     この一年はコロナですべての予定が狂う。去年の2月下旬に、わたしはそれまで5 年と何か月か面倒をみてきた相方と別れて、千葉に一人引っ越した。別居という形だが、事実婚であったので、何も手続きもいらない。いままではわたしに頼っていた相方は今度は自分で働かないと食えない。家賃だって千代田区だからワンルー... 続きをみる

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  • 鴨長明さんが現代に蘇る

     鴨長明さんは、京の都が地震や火事、疫病などの天変地異がひどくなり、荒れ果ててきたので、郊外の山科の山の中へと引っ越した。大八車に当時はきっと画期的な、プレハブ小屋の資材を積んで、都から逃れて住もうと、人のあまりいない静かなところへと、移住する。そして、自然の中で、ウイルスもないし、火災もない、強... 続きをみる

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  • また飛行機が飛ばない

     緊急事態宣言が解除される3月8日から3日間の有給休暇をとっていた。格安航空のLCCで成田空港から大分までの往復が1万円もしないので、とっていた。それで、二泊三日の温泉旅行へ行こうと、別にGo Toトラベルが再開するかということでもなく、別府と湯布院には前から行ってみたいと、ホテルもそれぞれ予約し... 続きをみる

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  • アマテラスの復権

    女性に対する発言から、あちこちで、女性登用が始まる。そらぞらしい。この際、総理大臣も女性にしたらいい。それもそらぞらしいが、日本では初の女性総理が誕生すると話題にはなるだろう。  日本が世界的に見ても、男女同権では下のほうで、前々から批判はされてきた。まるでそれは日本的体質と言われているようだ。以... 続きをみる

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  • 千葉生活 買物散歩温泉の日々

     ネットで老後の生き方7選とか、定年後の生活スタイルを提唱をしている女性の書いたものを読んだ。それによれば、ただ、家にいるのではなく、趣味もいいが、散歩をしたり温泉に行ったり、ジムに通ったり、俳句の吟行をしたり、旅行もいいし、買い物に食事もいい、図書館に通うもいいと、まるで、わたしのことを書いてい... 続きをみる

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  • 「黙」考

    「黙」の付く新しい造語が増えてきている。コロナのせいで、新語が生まれている。 「黙食」  これは別に改めて言われることもないほど、わたしなどは小さいときから家庭の躾けで、「食べているときはお喋りしないの」と、話しながら食べているとばあさんたちに叱られた。黙って食べなさいというのが日本的な習慣のよう... 続きをみる

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