コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

いまどきのドラッグストア

最近のコンビニは店頭で野菜や果実を売っている。なんだか市場みたいな。ドラッグストアも以前からだが、食品を取り扱う。酒や冷凍食品だけではない。スーパーのようになんでも売ってきた。それも、売り場面積の半分以上もスペースをとって、衣料品から家庭日用品、インテリアまで売ったりしていて、すみません、薬はどこにあるんですかと聞かないといけない。それが売れているようだ。わたしもドラッグストアによく食品を買いに入る。薬はそんなに買わないのは、医者から処方してもらっているものだけでいいのだ。風邪かなと思ったら、売薬は買わない。効くかどうか判らないのに高いからだ。それより医者に行く。そのほうが的確で安くつく。それだから、ドラッグストアには卵やアイス、牛乳や納豆などを買いに入る。それがまたスーパーより安く売っているから助かる。あちこちのストアのポイントカードも作ったから、ポイントが溜まる。レジで精算のときに、10%割引券もくれる。それは期限があるから、来週にまた来なくてはいけなくなる。1割引きは大きい。
 ドラッグストアで医療品ではなく、衣料品。それもどこから持ってくるのか、Тシャツも300円と安かった。卵が割れないジェルクッションもとうとう店頭で980円。テレビ通販はぴたりと終わる。ひんやりとする夏物枕カバーは季節商品なので、秋には特価の98円で買った。裏起毛のルームウエアの上下は、部屋でくつろくにはちょうどいい。それも冬ものなので、そろそろ安く売り、700円で買った。
 もやしはいつも19円。バナナひと房98円、無調整の豆乳は130円と、近くのスーパーより安いので、ドラッグストアでばかり買うようになる。
 先日は、また歩く人で行ったことのない街ぶらだと、図書館とスポーツジムの帰りに、いつも行くマルエツのショツピングセンターを通り過ぎて、その道の先には何があるのかと、歩いて行ってみたら、大きなドラッグストアをキーテナントにした地場産品の市場、道の駅みたいな商業施設があった。わくわく広場という。知らなかった。一年も暮らしていて、自分の行動半径から飛び出して発見する。入ったら、広い売り場は野菜と果実、地元だけでなく全国の菓子が並べられている。こんなところがあったのだと、さっそく買ったのがみかんが20個くらいで200円。キャベツひと玉大きなのが100円。それからドラッグストアでは、いつもおやつ代わりに買う栄養バーが100円はしているのに、そこでは78円だったので、いくつかの種類を買う。ビタミンやミネラル補給だ。パンも安い。生クリームケーキも半額。買うなと諫めても、籠に入れている。無意識に手が動く病気だ。
 そこから、ひょっとして真っ直ぐの道を歩いたら、わがマンションの前の道路ではないのかと、歩いたら、5分で帰ってきた。なんのこともない、家の前の道を通勤と反対側へ歩けば、わくわく広場に着くのだ。これなら、これからも買い物にふらりと行ける。自分の生活範囲から飛び出してみることも必要だ。


 店はこれを売っているという枠は超えている。なんでも屋になりつつある。そのうち、魚屋さんで家電もあったり、書店で薬も売っていたりと、ミスマッチのものも出るかもしれない。複合店舗でも、主力商材の延長であるか、関連あるものならいいだろうが、まさかの意外なものはいらないし、逆にイメージダウンになったらどっちもダメになる。
 古本屋も最近は売れないからなんでも売るようになる。リサイクル屋でもいいのだが、本もありますという店が増えた。古本が売れないから、奥にやり、ある店では賞味期限ぎりぎりの食品から漬物まで売っていたのには驚かされた。どこから持ってくるのだろうか。
 こんなにモノが溢れている世の中だ。あなたのところになくてもよそにはある。よその柿は美味しく見えるだけのことかもしれない。

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