コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

住みたい街ランキング

コロナ移住と言われてから、都心から引っ越して、郊外や隣県に移り住む人が増えたとか。マチイナカという言葉も出てきて、通勤可能な自然の多い都会に近い田舎で暮らす。その住みたい街のランキングがネットによく出ている。裏では不動産屋が動いているかもしれないが、都心のマンションの売れ行きが鈍り、郊外が売れているので、コロナで人口の多い密集地が敬遠されて、首都直下型の大地震も怖いと、できるだけ災害の少ない街へと移り住むのが、最近の傾向なのだ。
 ランキングを見たら、第一位が横浜西区、続いて恵比寿、吉祥寺、大宮、目黒、品川、新宿、浦和となるが、トップ20には、鎌倉、などの湘南も入る。最近の傾向としては、埼玉の川口も人気で、神奈川では本厚木、千葉ではわたしのいる隣の美浜区が人気で、マンションがどんどんと建っている。幕張は副都心になり、大きなモールがいくつもあるし、温泉から海とリゾート感覚でいい。湘南も脚光を浴びるようになり、茅ケ崎が一番人気で、小田原まで探している人が多いとか。三浦半島もそうだ。葉山などの別荘地も憧れの地で、東京まで1時間以内で通勤ができる。
 このたび、平塚に引っ越すために不動産屋に行ったのは、別にわたしの場合はコロナ移住ではない。コロナの前から、移住先として探していた。海の近くならいいと、沼津から伊豆の国市、伊東、熱川と、旅行がてら引っ越し先の町を見て歩いた。二年でも、そこで暮らせるかと下見旅行だった。ネットの不動産情報では、いつも探すのが、熱海から小田原、真鶴、二宮、大磯だったが、大磯などロングビーチに一泊して、町中を歩いたが、スーパーがひとつだけ見つけた。図書館も小さかった。あまり町では、不便なところもある。それで、少しは市で、図書館も大きく、買い物も便利なほうがいい。何より病院もいろいろとあったらいい。年と共に、そっちのほうが心配になる。あまり田舎で、歯医者もないようなところでは、電車で通院するというのも時間もかかるし交通費もかかる。歩いてゆける範囲に、図書館と病院とスーパーと駅があればいいと、駅から歩いて20分以内を探した。
 平塚は快速が停まる。そこの始発もあり、不動産屋の人は横浜から通っているが、座ってゆけるという。それが隣の茅ケ崎や藤沢から乗ると、もう座れないのだとか。いまいる稲毛駅も千葉から乗ってくる人ですでにいっぱいで、通勤で東京駅まで立ってゆくのが多い。運がよければ座れるくらいだ。通勤する人にはそれも大事なエレメントになる。


 住みたい街のランキングを見たら、わたしがかつて暮らした街がいろいろと入っている。横浜にも若いときに暮らした。文京区も入っているが、そこに3年いた。目黒区にも2年近く暮らした。武蔵小杉は水害で少しマイナスイメージになったが、それでも人気のある街だ。自由が丘もそうだが、わたしは目黒にいたときは自転車で隣町だったのでよく買い物に走った。住んでみると、そこのよさが判る。ただ、定住はしたくないので、賃貸だ。いつでも引っ越せるのがいい。何があるか判らない。災害はどこにでもある。安心安全な地など日本にはないのだ。いつでも逃げられる生活をするためには、私物も持たないことだ。身軽にしていて、フットワークが軽いのがいい。湘南の次はどこに引っ越そうかと、その次のことを考えている。沖縄にも一年くらいなら住みたいと、住むことが旅と一緒なのだ。


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