コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

ワクチン騒動

 ワクチンは最初は混乱するのではないかと思っていたら、案の定だ。そんなことぐらい予測ができたはずではないのか。そのための準備期間もないのが原因なのだが、ワクチンを確保するのがあまりにも遅い。そのことで、日本の世界での立場がよく解る。感染者が少ないということもある。それだから、もっとひどい国が優先となる。
 職場の仲間は、接種券は来たが、電話しても通じないし、メールも音沙汰なしと、テレビで報道している通りだ。みんな命が惜しい。死にたいやつのほうが珍しい。年寄りでもそうなのだから、若い人たちはみんなそうだ。
 でも、ワクチンを信用していない人たちもいる。相方なんか、打たないと拒否している。わたしはどっちでもいいのだが、近い将来、海外旅行したいときに、ワクチン接種したという証明書がなければ渡航できないということにでもなれば、どこにも出られないので、ともかく、打ってもらおうかとは思う。だけど、一番最後でいい。
 わが家では、老父母と暮らしていたときに、冗談で、何か食べ物をもらったときに、一番最初に老父母に食べさせようと、わたしが言う。それで、一時間ぐらいして、何もなければ子供らとわたしといただこうと、まるで人体実験の毒見係を年寄りにさせたという、何かのコントにあったことを真顔でやってみんなを笑わせたことがある。老い先短い老人に味見をさせる。それで大丈夫だったら、われわれが食べる。
 それが今回のワクチンにもいえる。本当に大丈夫なんだろうなと治験もいい加減なワクチンを海外での反応もそんなに時間も経っていないのに、見切り発車して、後で問題が起こらないといいのだが。ワクチンならなんでもいいと、認可してすぐに使おうとする。時間がないからだと。何社のワクチンもみんな同じ効果があるのかどうか。後で大変なことになったら、政府は自己責任とするのだろう。打つ、打たないはあなたが決めることですと、強制はしませんと、逃げている。補償問題に発展しても裁判で勝つような施策をどこかで講じているのだろう。
 そんなだから、わたしはお先にどうぞと、様子見にしている。それより、普段からの鍛え方だ。精神的なものもある。病気はコロナだけではない。いろんな伝染病もあるだろうが、抵抗力がなければ、いろんな病気に罹るから、死ぬ確率からいえば、コロナは低いのだ。癌のほうが多いし、心臓病、脳疾患のほうが死亡率は高い。そっちの心配をしたほうがいい。それと、精神病もかなり多くなっている。うつ病にならないように、あまり神経質にならないほうがいい。
 運動で鍛える。体にいいものを食べる。にんにくがコロナにはいいというのをテレビでやっていたが、うちではコロナの前から、にんにくと生姜を大量に保存ビンに漬けこんでいた。安いときにどっさりと買いこんで、にんにくはオリーブオイルに漬けこみ、生姜は蜂蜜とリンゴ酢に漬けている。それを食卓の常連にして、いつも出してはバリバリと食べている。納豆も好きなので、毎日食べているが、別にコロナにいいからというわけではなく、ずっと昔からそういう食生活なのだ。 
 特効薬があっても、ワクチンがあっても、また変異して感染するというなら、何にもならない。ヨーロッパで中世に流行った黒死病にしても、人口の半分が亡くなっても罹らないで生き残った人も多くいた。ということは、どんなに怖い伝染病でも、別に処置をしなくても、罹らない人は罹らない。罹っても軽く済む。それが体を普段から鍛えている人なのではないかと思うのだ。持病も早く治し、健康体にならなければ、第二第三のコロナがこれからも地球を襲うだろう。
 ただ、今回のことで、人類は学習した。次に出てくるウイルスには、もっと賢く、効率よく対処できるのではないか。検査方法も確率し、そういう機械が行き渡り、隔離からさらに防疫の新しいマスクの開発。紫外線の活用、ウイルスを死滅させる除菌システムが行き渡ると、もう二度とこんな慌てふためく緊急事態も起こらない未来はあると思う。自国でワクチン製造もできると、他国に頼ることもないし、保健所だけに頼ることもなく、医療の崩壊もない未来の姿は、これからは何があってもいまのようにしてはいけないのだ。
 ワクチン接種の順番で、年齢で決めるのはいいが、先着順というから混乱からするのだ。公平さがどうのと、隣の人が来たのにわたしには来ていないとか、トラブルと苦情が起こる。それより、接種券を配布し、さらに日時もお知らせするなど、二度手間なことはしないで、接種券にその人のに接種日時を入れて配布したら、一度で済むのだ。それもランダムな抽選にしましたとすれば、文句は来ない。いずれみんなに接種するのだが、早くできる人は抽選に当たったようなもので運がいいと、恨みっこなしになる。それなら、役所に文句もつけられない。特定の人が先に優先的にということもなく、すべてコンピータで抽選したものですとなれば、公平になるだろう。
 そうして郵送で決めるので、スマホからラインからと、年寄りができないことを勧めることもない。面倒なことは一切ない方法をどうして初めから採用しなかったのか。先にうるさいからと全員に接種券を郵送するのが間違いなのだ。みんな期待している。それが確実にワクチンが確保できて、接種日時が可能となった時点で次々に郵送して、決められた日時に来てもらう。その日ができない人は仕方がないのでキャンセルとし、後回しにされても仕方がない。いちいちみんなの希望は聞いていられない。それこそ窓口は混乱する。できる人から先にどんどんと回してゆく。電話でも窓口でもネットでも対応はしませんと一方的な流し方でいいのではないのか。
 まあ、それもこれも後何か月もないことだ。何年か先の第二第三のコロナのときにはもっと無駄のない方法でやられたらいい。

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