コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

梅雨入りなのかどうなのか

西日本は二週間早く梅雨入りしたと、それが、これを書いている19日には伊豆まで梅雨入りが迫っていた。関東も後少しと今年は異様に早い。もう紫陽花も咲いていた。例年であれば6月の第一週が梅雨入りのようだ。それはわたしの誕生日が実にその日なので、雨男と言われてもいい。好きな花は紫陽花と、昔から雨は嫌いではない。

 それにしても毎日が雨ばかり。梅雨入りしたのじゃないかとみんな言っているが、気象庁は慎重で、それを発表できない年もあり、9月でないと結果論から梅雨入りでしたと言うときもあるとか。

 相方から電話で、買い物につきあってというから、また仕事帰りに地下鉄のホームで待ち合わせる。わたしも買うものはある。互いに引っ越してから、家庭日用品なのだが、足りないものばかりだ。それで、渋谷のイケアに行こうと、去年に二人でオープンしたばかりのころに行ったが、二回目なのだ。相方はその前に行っていたが、合わないものを買って返品交換したいと木のボードを持ってきた。イケアはスエーデンの会社で、北欧家具も人気はあるが、デザインセンスが良く値段が安い。わたしも気に入った店だった。その前に電器店に入る。わたしの買い物だが、転居のお知らせのハガキを買った。インクジェット用で写真が綺麗な光沢のあるもの。百円ショップも覗いてみる。その場所によつて置いているものが違う。

 イケアではLEDの電球が99円と安いので買う。電器店では300円が最低の値段だ。そういう目玉商品がある。七階にカフェテリアができた。前に来たときはなかったが、そこで昼飯とする。コーヒーとソフトが50円、好きなスエーデン料理をチョイスして、デザートケーキもとっても一人分がその辺の定食ぐらいの値段だ。

 渋谷は日曜なのにがらがら。緊急事態の自粛で、人通りも少ない。次に新宿のイケアができたというので、行ってみることにした。新宿は少し人が多い。イケアは新宿御苑のほうにあった。雨なので、雨宿りに駆け込む。傘は持ってこなかった。小雨で、降ったりやんだりだ。そこではわたしの部屋の隙間に入る三段のスチールラックが安いので買う。それを持ち歩く。歩き疲れたので、らんぶるでコーヒーでも飲もうかと、ずっとここ10年は行っていなかったクラシックを聴かせる音楽喫茶に入った。地下の階段に客が並んでいる。すごい人気だ。少し待って入れた。だけど、満席ではないが、すごい客で、みんなお喋りで音楽が聴こえない。かつては、こんなクラシック喫茶では会話禁止で誰も話していないものだ。音楽を聴きに来ている。そのためコーヒー代は700円と高いのだ。クラシックに興味がない若者たちが多いのか、昭和レトロの雰囲気で来ているのか。わたしが若いときはよく来たが、あれから半世紀、内装は変わっていない。オルフのカルミナブラーナが流れていた。もう来なくていいと、わたしはがっかりとして店を出た。相方は気に入っていたが、うるさすぎる。

 翌日はわたしは休み。また二人で今度は足立区にあるスーパー銭湯に行こうと、地下鉄千代田線に乗り換えて、綾瀬まで行った。やっているかどうか確かめるために、綾瀬駅からスーパー銭湯に電話したら、コロナの自粛で休業中ということで、ここまで来る前に確かめておけばよかった。東京は映画館もスーパー銭湯も図書館もいろんな施設が休館になっている。仕方なく、昼飯を何かおいしいものがないかと探してレストランでいただき、食品の買い物をして帰ろうと、綾瀬など初めて降りた街を散策した。野菜が安い。ヨーカドーにも入って上からずっと見たら、インテリアの店があって、そこで相方は姿見の鏡と傘立てが安いと喜んで買ったはいいが、軽いけど長いものをそれからはあちこち持ち歩くことになる。

 外は雨だけではなかった。台風のような強風で、中国では竜巻の被害も広範囲で出ているとニュースにあった。こんな荒れているときに、買い物もない。それでも行くところがない。近くの堀切菖蒲園にも行きたかったが、雨風がすごいので、それどころではない。両手が塞がり、背中のバッグも重い。ふうふうと帰ってくる。

 これからはこういう天気が続くのだ。どこにも出られない。せいぜいが買い物と外食が休日の過ごし方だろうか。

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