コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

家庭内感染も増え外にも出られない

 家庭内感染に注意喚起と報道されていた。外でも危ない、家の中でも危ない、どこにいたらいいのだ。まだわたしのような一人者のほうが感染させたり感染する可能性は低い。それがニュースで出たら、慎重な家族は、家の中でも家庭内別居をしようとなるものか。夫婦も離れて寝る。食事もみんな時間差にローテーションを組んで、連絡はメールでする。「あなたは7時半からね、30分で食べたら、次はわたしですから」というふうに、接触を避ける。トイレはどうするのか。いまでも家族はバラバラで、親子と夫婦の会話がないというときに、コロナでますます助長される。
 帰省も自粛というから、今年は帰らない正月で、みんなどうするのか。遊園地も自粛で閉めて、年末年始は結構、要請に応じて閉めるところが出てくると、行くところが減る。商店も松の内だけでなく、11日まで休むところも出てくる。毎年、正月休暇はハワイでという人も、海外旅行はないし、国内旅行も控えてと言われたら、長期の休みをどこで過ごすのかと、閉じ込められたハムスターのように、部屋でエアロバイクを漕ぐか。それとも、海外に行ったつもりのVRゴーグルで我慢するか。それはわたしも買おうかと考えた。どこかの店で500円と格安でゴーグルを売っていた。それをスマホに装着して、海外旅行をリアルに体験できるというから。
 初詣も分散お参りを勧めている。除夜の鐘を聴いたらすぐ行っていた初詣も、できれば三が日を過ぎてからと、忘れたころに、そうだ、まだ初詣をしていなかったと、真夏に行ったりと、神社も遠くなりそうだ。
 新年あけましておめでとうございますと、ご挨拶もない。誰も来ない正月に、子供らのお年玉も実入りが少なく、前年対比でどれぐらい落ち込むかと、財政難になる。大人は喜ぶ。出費が少なくてよかったわい。
 いつもの年末年始でないスタイルでお過ごしください。と、具体的なスタイルを提唱してくれない。結局、寝正月になるのか。高齢者は特に出歩かないようにというから、みんな寝たきりになって、そのままずっと起きてこない。息もしていなかったら、救急車だ。
 イベントも中止で、映画館もカラオケも、人の集まる密な空間はいけないと、行くところがない。飲食店もこの前行ったら、食べたらマスクをしてくださいと、貼り紙がしてあり、どこでも一人ずつ透明なプラ板で仕切りがしてある。何か、向かい合わせて座れば、刑務所の面会をしているような雰囲気に笑う。
 どこに行っても検温、手の消毒、住所と電話番号を書かせられ、この前は、ある施設に二人で入ったら、用紙にいろいろと書かせられ、ハンコを押すところがあったので、相方が押していた。係員はそこまではいいですと言っていたが、わたしは茶化して、印鑑証明は忘れましたと。
 どこも徹底している。そこまでして集団感染が起きたら不可抗力だと言われるまで、やられているのが可哀想だ。集団食中毒と同じで、飲食店でそれが起こると、営業停止処分になるが、コロナがクラスター発生すれば、誰も行かなくなるから、同じようになるのが怖い。
 おかしいのが、社員が多い会社でも、学校でも、集団感染が起きても不思議ではないのに、公表していないのは、隠しているところもあるのではないのか。仕事に差し障るし、差別にも繋がる。家族もいるし、クラスターがあっても、内密にしている会社はいっぱいあるだろうと思う。
 五人以上の会食は控えてというが、十人で会食したいときは、五人ずつ別れて、隣の席に着く。別々で会計すれば判らない。隣に座ると、「あら、ここでお会いするなんて偶然ですね」と、わざとらしい会話から始まる。それでもいいのか。
 年末年始の旅行は控えてくださいと呼び掛けているが、わたしは毎年、その時期は料金が高いし、混むので避けている。正月に旅行したのは一度よりない。いまから5年前に相方が手配した河口湖に大晦日と元日に二泊、別々の湖畔の宿をとったのだ。あのときは富士山の夕景を見ながら露天風呂に入り、初日の出と富士山を眺めて朝風呂にも入った。いままでで一番いい正月だった。
 そのことを相方に話したら、正月ではないが、自粛期間外の駆け込みで、小旅行をしたいと、電話で言ってきたのは、御殿場だった。そこのホテルが今年の7月にオープンしたばかりで、一泊朝食付きで、二人で9千円というから、予約したいと、明後日の話なのだ。12月20日は二人の見合い記念日なので、6周年記念をそこでやろうかと、わたしが言ったら、もう別れているでしょう。慰安旅行でいいじゃないと、そういう今年最後で、相方とは去年の夏以来の旅行をすることになた。


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