コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

仕事始め

 ようやく仕事始め。12日も年末年始を休んだら、飽きてきて、やはり仕事をしないと体がなまる。弁当持って、満員電車に揺られ、いつもの出勤が嬉しい。12日も長くは感じなかったのは、あちこち行ったり、部屋に一日ごろごろとしていたのがたった一日よりなく、毎日のように、運動のために散歩というウォーキングをしたりジムに通ったりしていたからだ。それでも、誰でもそうなのだが、正月太りはした。コロナ太りに加えて、ダブルで太る。運動不足ではなく、運動したら、それを免罪符にして食べるから、マッチポンプなのだ。ズボンが次々に入らなくなる。ジーパンと綿パンはすべてダメ。後4センチくらいウエストを減らさないと入らない。それで年末に、またジャージのゴムがゆるいボトムを買ってはいている。ベルトもいらないし、ウエストを甘やかさせるやつだ。そんなのばかり履いているからいつまでも痩せないのだと、よく言われる。ギューと腹は縛って、ゆるゆるにしないことだ。許しているから、図に乗って肉が締まらない。ジムでは腹筋もするが、どうも、運動でカロリー消費量を測定する以上に食べているから、痩せないのだ。
 今年は昨年の暮れと同じく、運動だ。月末にまた内科診断がある。それまで3キロは減らしたい。減らせば、血液検査は合格なのだ。それでも、この10年、わたしは80キロを行ったり来たりしていた。平均値が75キロだろうか。けっしてでぶではない。見た目はやや肥満、小太りじいさんという感じ。その小太りが一番長生きするようだ。抵抗力もあり、筋肉もあり、体力もある。痩せてよぼよぼよりはずっといい。
 というようなことを考え、また開館した図書館で借りた文庫本を読みながら、通勤電車。不思議なことに、この満員電車でクラスターが発生しないのはどういうことなのか。あるいは、もうみんな罹っているとか。有名人だけが、ニュースに出るが、一般人はニュースにならないだけで、無症状の人がかなりいるとか。わたしもすでに感染しているかもしれないが、抵抗力ではねつけて、コロナもじじいのパワーには負けたとか。日頃からの免疫力向上のために、バカ話を書いて自分で笑っていることだ。ウイルスは笑い飛ばすに限る。


 職場はまだ始動はしていない。われわれが早いので、先生たちは明日からぼちぼち来るし、始業式は明後日からだ。工事業者たちが、相変わらず、休みでなければできないので、年末の続きで入って、がんがんやっている。その出入り対応も忙しいが、合間に掃除。公孫樹もケヤキももう散り終わり、落葉で年末まで大変だったのが、落ち着く。これから春までは楽でいい。
 校長先生は出勤。あけましておめでとうございます。本年も…とご挨拶。電話番もあるし、宅配便の受取から鍵の開け閉めと、校内を巡回するときも、いくら歩いたかとスマホの万歩計が楽しみだ。仕事でもプライベートでも歩くことが老人は仕事になる。健康は足から。足が衰えたら終わりだ。


 弁当だけでいいのに、わたしときたら、遠足に来たように、あれこれとおやつも持参する。今日のおやつはバナナとひとくち黒棒、切り餅で黄な粉餅にする。バームクーヘンに自分で揚げた食パンにあんこをサンドして持ってきた。天津甘栗と、もういいだろうと思うくらい持ってきている。それが減量できない簡単な原因なのだ。なにせ、暇だから、いまもこれを書きながら、こそこそとおやつをつまみながらコーヒーを淹れて飲みと、せっせと仕事をしているようには見えるだろう。青森の老母にも手紙をまた書く。年賀状も出したが、これからも仕事の日は職場で書いて、三日に一度のラブレターだ。一年書けば百通はゆうに超える。それを楽しみにしているおふくろも元気だ。後一年生きたら数えで百歳。わが家の新記録樹立だ。頼むよ、おふくろ。


 今年はどんな年になるだろうか。この仕事は5月までには辞める予定だ。70歳でリタイヤするとは前から決めていたことだ。うちの親父も70歳で仕事を辞めたというより倒産したので、それからは隠居だった。わたしも後半年もない。千葉からは引っ越して小田原に行くつもりで、調べている。家賃の安いところ、まちいなかで、都心はこれからはコロナだけでなく、住みにくくなるから、できるだけ田舎に引っ込む。小田原に近い厚木が、いまは住みたい街の上位だ。先日、小田原に一泊で行ったが、新宿から小田急の割引切符で600円で行くし、JRなら1時間ぐらいで東京駅に着く。新幹線はその半分の時間だ。通勤圏内で、危ない都心から離れて暮らすのもいいと、今年の後半からは年金だけで生活する気楽な日々を送る。毎日図書館通いとウォーキングだろう。海と温泉が近いのもいい。
 どういうふうになるかは、コロナ次第だ。海外にも行きたいが、せっかく更新したパスポートも真っ白だ。国内旅行は去年は7回したが、今年は行けるのか。世の中どうなろうが、ライフスタイルだけは変わらない。やることはいつも同じで、ブログも書いて、本も読み、隠遁生活に変わりはなさそうだ。


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