コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

鼻出し

 鼻出しが問題になっている。わたしもそうだから、気をつけている。どうしてもメガネが曇るから鼻を出すのだ。メガネが曇らないようなメガネ拭きが売っているが、それを使ってもあまり効果はなかった。マスクの中にプラスチックの仕切りみたいなものを入れて、空間を作るものもインナーフレームとかマスクブラケットというものも売られているがどうなのか。シリコンの軽いのがネットで安く売られていたので、注文してみた。別に、メガネが曇らないようにする鼻息が上に出ないようにしたプラスチックのインナーもあった。あれこれと試してみよう。
 わたしは、駅から出たら外を歩くときは鼻を出す。息苦しいしメガネが曇るのがダメなのだ。電車の中や人のいるところでは、メガネを外す。本を車内で読むときも曇ると見えないし、駅のコンコースでも改札口や乗り換えが見えない。だけど、メガネをしなくても見えないし、曇っても見えないから同じことだ。なんとかしたい。みんなどうしているのだろうか。
 受験生でそれで失格になったり、鼻マスクもしていないことと同じだからと、犯罪人扱いで、冷たい視線が集まる。本当はいい方法があるのだが、それが恥ずかしい。このブログのプロフィールの写真に使ったが、去年買った水中メガネはスケルトンなので、それで目と鼻を覆ったら、マスクも口で息すれば、苦しくなく、周囲にも迷惑をかけず、顔を防御できる。医療関係者たちがそうしている。フェイスシールドよりもずっと密閉性がある。それをして通勤電車に乗ると笑われる。そこまでするかというような視線が今度は集まる。
 何かいい方法がないかと知恵を絞る。去年のコロナの走りに買った、ネックウォーマーはまだ使っていないが、マスクの上にそれを使えば、二重にはなるが、鼻出しでも判らない。ニットのもので暖かい。帽子にもなるし、耳も覆い、鼻下に使えばマスクにもなる。それだけならどこに行っても拒否されるので、マスクを中にしていることが見えるようにする。それなら、みんな納得するだろう。しかも鼻が出ているのが判らない。
 鼻水が出るので、寒暖差アレルギーのわたしは、電車でも鼻水がずるずると出る。それでポケットティシュで鼻水をチンするのだが、そのときはマスクを外す。それでも見ている人がいる。それも一度ではない。鼻穴にティッシュを詰めたりもしていて、ずるずると鼻水が止まらないから大変だ。部屋にいるときは、屑籠がいっぱいになるくらいだ。マスクも鼻水でどろどろになると、気持ちが悪い。毎日洗濯で、漂白剤に漬けておく。
 いまのところは、マスク警察と騒がなくなった。去年はそれが逆に問題になり、自粛警察という神経質に反応する人たちが異様に見られた。今回はみんな慣れたのか、そこまでは注意する人もいないが、鼻出しだけは図書館でも仕事場でもNGで、ジムもダメ。行くところどこも検温をするところはダメなのだ。ジムでトレーニングをするときも、メガネのほうを外してやっている。
 飲食店でも食べているときは仕方がないが、食べ終わったらマスク着用とうるさい。当然のようだが、会話をしてもダメだし、前にテレビで飲食の新しいスタイルと、ひと口ごとにマスクをする様子が出ていて、そこまでするかと笑った。
 和田秀樹教授のネットの発言を読んで、批判覚悟で書いたと本人も書かれているが、いまの行き過ぎのことを書かれていた。致死率からいっても、普通のインフルエンザのほうが感染者が何十倍もあり、死者も半年くらいの流行時期で関連死も入れたら1万人くらいいるのに、1年でコロナの死者はその半分だと。肺炎で1年間で死ぬ人は10万人いるという現実と比較してもコロナは恐れることはないと。
 それは現在の日本の実情でそうなのだが、イギリスでは先日、1日で死者が1500人出たという。日本の人口の半分くらいのイギリスで、日本のコロナの死者の1年近くで4000人の半分近くが死ぬということは、日本でそうなれば、1日に死者が3000人出るということになれば、きっと大騒ぎになるだろう。ヨーロッパでは現在、そういう進行で起こっていることが、日本は生ぬるいと指摘される声にも耳を傾けたい。


 マスクがとれるのは、家だったり、海だったり、仕事場では誰もいない宿直室や、夜、全員が退出して、わたし一人になったときだ。それとスーパー銭湯に入っているとき。マスクを外したらさっぱりとする。早く、マスクのない生活をしたいものだ。

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