コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

ようやくパドルボードがやってきた

ネットでパドルボードを注文してからひと月半で、なかなか配達されないので、しびれを切らして、アマゾンの販売元の書き込みに、大丈夫ですか、心配ですと、ひと月半も来ないのは、中国からだから仕方がないとしても、それにしてもあまりにも時間がかりすぎる苦情を書き込んだ。すると、アマゾン側から、そういう苦情は書き込めないと載せてくれない旨を通知してきた。誹謗中傷もあるからだろう。こっちは、ちゃんと注文して、クレジットで支払いも済ませていた。船便だから時間がかかるのか、それともいまはコロナで混んでいるのだろうか。中国製だから安い。それで買ったのだが、評価も悪くなく、他の購入した人の感想も読んで買った。
 パドルボードとは、サーフボードより大きい。倍くらいの大きさがある。サーフィンをする人もいるだろうが、パドルというカヌーのようなオールで漕ぐのだが、立ったまま乗って漕ぐ。それは稲毛海岸でもやられている人が数人いて、アメリカから何年か前に流行って、いま、日本でもじわじわとブームになっている。いろんな使い方ができる。よく、写真で見るのは、ボートの代わりに、その上で釣りをしていたり、海上に浮かべて、ヨガをしていていたり、犬も乗せて一緒にマリンスポーツとして楽しんだりと、スタイルは様々だ。座れるオプションの座席を着けたらカヌーとしても使える。パラシュートのような別売のものを装着すれば、風の力で走ることもできそうだ。遊びとしては新しいが、前に青森でシーカヤックやヨットも安物を買って遊んでいた若いときを思い出して、また海の近くで暮らしてやってみたいと、調べたら、ひとつのボードでいろんな遊びができるものとしてパドルボードに辿り着いた。それなら、サーフィンのようにハードでもなく、老人でもゆったりと遊べる。あまり波のきつい、風のあるときは海に出ないで、凪のような海面が静かなときならいいだろう。
 そのネットで書き込みをした翌日に、また散歩に出かけようと、ドアに鍵をしていたら、郵便配達が大きな荷物を配達してきた。ちょうどタイミングがよかった。
 帰ってから出してみたら、背中に背負う専用バッグも入っていた。重さは10キロもないから、それを背中に背負い、自転車でビーチまで10分で行ける。よかった来てと、ネットでの詐欺かと思った。注文しても品物が来ないというトラブルが急増しているというから、わたしも引っかかったかと思った。3万円もしないが、それでも騙されたら痛い。
 中身を確認したら、空気ポンプと足首に取り付けるボードが流されないようなコードもある。修理セットもついている。安定させるフィンが底につく。サーフボードと同じだ。サップと呼ばれて、愛好者は増えているという。さっそく出して空気を入れる。ゴムボードではなく、空気を入れることでより浮力が出て、丈夫になるというものだ。ものの五分くらいでパンパンに長くなり、部屋のベッドからはみ出る。長さは320cmある。幅も80cm、厚さも15cmと、結構大きい。壁に斜めに立てかける。浮力は130kgまでオーケーというから、大人二人は乗れる。相方もそのうち乗せてやるというと、怖いのでと、ライフベストをネットで買ってやった。泳げるのだが、怖がりだ。そのくせ、渓流のラフティングをオーストラリアでしてきたという。そのときにライフベストをつけていたので、2千円もしないでネットで売っていたのを買った。わたしも使える。それと冬はダメだが、春から秋まで着れるウエットスーツも買った。それなら真夏でなくても遊べるのだ。
 天気がよければ、これからは海に出てみよう。図書館で廃棄する本ももらってきていたので、それをボードの上にねそべって読むとか、ボードそのものを砂浜に置けばベッドのように寝られる。ビーチチェアもいらない。
 いまもたまに海に行くが、どうやら平塚の海水浴場はやるようだ。コロナで閉鎖すると決めたのは江の島の片瀬海岸など、東京からどっと人が毎年出るところで、茅ケ崎と辻堂はやるとか新聞に書かれていた。隣の大磯もやるだろう。いまは、何人かのサーファーがいるだけで、誰も泳いではいない。平塚の海開きは7月半ばだろうか。開期を短くする動きもあるから、7月に入ってすぐではないのだ。それでもサーファーたちはそれに関係なく、年中海に入っている。わたしの住むところから近いところに中古ウエットスーツ専門店があり、黒い厚手の冬でもゆけるゴムのスーツを吊って売っている。ボード専門店もいろいろと店がある。歩いていると自転車の側面にボードを付けた若者たちが海に向かって走ってゆく。さすが湘南だと、そうした風景があたりまえのようにあるのに、自分も置いてみたい。



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