コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

コロナワクチンの予約でもしようか

 コロナワクチンはわたしは最後でいいとそう思ってきた。お先にどうぞと、書いた通りだ。千葉市にいたときは、まさに引越しの前に接種券が来た。だけど、もう千葉市民ではなくなるから捨てた。平塚に引っ越してから、ひと月ほどして、今度は平塚市からワクチンの接種券が来たが、放置していた。テレビで報じていたが、一般の人へのワクチン接種が始められるとあったので、それなら邪魔になるから、どういうふうになっているのかと、初めて接種券の入っている封筒を開けてみた。それには、二回目の接種もあるので、お早目の予約をと、高齢者は早く済ませてくれと、そんなふうではないが、なんとなく書かれている。仕方なく、どうせ、時間はかかるのだろうと、スマホで同封されている書類のQRコードを読み取って、画面に進む。予約日の選択で、やはりというか、予想通り、ずっといっぱいで空きがない。8月いっぱいまで埋まっている。そのスケジュールで、お盆の中日が一人分だけが空いている。昼の1時半からで、お盆だから敬遠したのだろう。それも8月でそこだけだ。まるで、格安航空券の予約をするように、残席あと一人分というのにラッキーと予約したときのようだ。
 二か月半も先なのだが、すごいと改めて、殺到して早いもの勝ちの様子を見てとった。政府では7月中に高齢者の接種を全国で終わらせると話していたが、実情を知らなさすぎる。スーパーで先着何名様に卵プレゼントに並ぶのは嫌いだが、神奈川県でも横浜は殺到して混乱したというニュースを見て、平塚もまたすごいなと、感心したりした。それでも後で、メールで予約完了が来たから、まずは安心だ。ファイザーのもののようだ。
 時を同じくし、青森の百歳のおふくろから電話で、二回目のワクチン接種は終わったと連絡してきた。別に副反応もなく、痛くも痒くもなかったと。百歳でもするのかと驚く。何かあったらどうするのだ。それより、コロナの前に死ぬだろう。普通は高齢者でもそこまでゆくと処置しないのではないのか。青森市では、先月の20日くらいから高齢者からの接種が始まったとニュースにあったが、おふくろは21日に施設が集団で接種場所に連れて行ったらしい。青森市で一番乗りなのではないか。さすが、百歳と思った。しかも、もう二回目も終わったと、安心していた。そのことを嬉しそうに娘と息子に電話していた。姉二人も高齢者だが、津軽弁で言うとおじょんでいた。血栓が出るかもしれないとか、怖がって、ワクチンは打たないかなと、そうおふくろに電話で話していたとか。そういう人も多いのだ。相方もそうで、打たない主義の人もいる。アメリカでは、そんな人たちにも打ってもらいたいために、宝くじで1億円が当たるとくじ付きワクチンにした。日本でも、そういう人が多いと、サービス券を提供するべきだ。こんなときに旅行券や飲食券が当たるとやれば、接種希望しない人も動くのではないか。一等は豪華客船で世界一周。外れても日帰り入浴券。あるいはホテルのフルコースか外れてもラーメン券など、その場でスクラッチ。
 それにしてもおふくろもすごい。丈夫なのだ。わたしの場合はどっちでもいいのだが、接種したという証明書が出たら、来年でも海外旅行に行ける資格要件になるというので、打つことにした。初めは、何があるか判らないから、面倒なことが起これば、接種をやめてもいいなと、様子見にした。それで問題が起これば、先に受けたら損だ。大勢の人体実験が済んでからにしたいと、半分冗談なのだが、そう思ってきたので、最後でいいのだ。
 証明書があればマスクもいらない。映画も見れる、カラオケにも入れるとなると、そんないいことはない。旅行が一番で、どこへでも行けるなら、接種は受けたいとわたしも変わってきた。
 早くワクチンで感染者が減って、マスクなしの生活をしたい。青森に帰って、親の顔も見たいし、墓参りもしたい。ねぶた祭りも二年連続中止と寂しいが、来年こそはねぶたも見たいし、青森の仲間たちと酒を酌み交わしたい。それでワクチンに期待はしたい。いまのところ出口はそこよりない。
 二か月半は東京に行かずにおとなしくしていようか。せっかく平塚に疎開して歩きでもしていよう。おとなしいとはそういうことなのか?

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