コロナノコロ

コロナ生活から思うこと

寒暖差アレルギー

 アレルギーは自分にはないと思っていたが、どうも鼻水が止まらないので、その原因をつきとめてみたら、エアコンが関係しているようなのだ。エアコンをつけたら、あるいは、空調の効いた部屋や建物に入ったら鼻水が止まらなくなる。だけど、電車の中は冷房が効いているのに鼻水は出ない。それは、マスクをしているからだ。
 熱いラーメンを食べていると鼻水は出る。そのため、ラーメン店では、カウンターにティッシュの箱を置いているのはそのためだ。熱いものと冷たいものの差で鼻水が出る寒暖差アレルギーと知ったのは何年か前で、よくあることなので、ネットで調べたら、薬はないようで、誰でもなりやすいという。別に病気でもないようで、生理現象なのか。それでも止まらないから困る。
 九月に入り、中頃になると、暑さもようやく峠を超えて、最高気温も20度台になる。それでようやく、部屋のエアコンのスイッチを切った。いる間は、ずっとつけていたが、そのたびに鼻水で参っていた。止めて窓を開けて風を入れたら、ぴたりと鼻水が止まった。
 それまでは、ティッシュの箱が空になるほどで、屑籠が山になる。ゴミが増えたから、捨てるのも大変になる。かさばるから、大きな袋でないといけなくなる。ならば、トイレットペーパーで洟をかむ。それならトイレに流せる。ティッシュをトイレには流せない。ティッシュの箱にも書いているが、トイレが詰まるのだ。水溶性ではないから、溶けないで詰まる。前に青森の古本屋ビルで生活していたときに、トイレットペーパーを切らしたのでティッシュの箱をトイレに置いて使っていたら、トイレが詰まり、大変だった。たまたま外のマンホールも詰まり、それが市役所の管理なので、電話をしたら、バーキュームカーが2台も来て吸い上げて、詰まりをとってくれた。まさか、ティッシュのせいだとは言えなかった。


 トイレットペーパーの消費量が急に増えた。2月に千葉に越してきてから、12ロールのトイレットペーパーを使い切るに一人で、家のいるのが半分ぐらいしかないので、4か月かかった。それが夏になりエアコンを使い始めると、倍速でなくなる。鼻水ですぐなくなるのに驚いた。紙の節約のために鼻穴に紙を詰めたりした。くしゃみもすごい。これが電車の中でくしゃみをすれば、コロナのときで、みんなの怖い視線が集まりそうだ。それで、ぐっと我慢する。くしゃみを飲みこむ。飲んだくしゃみは、胃腸を通って、下から屁になるとか。まさか。下からくしゃみはどんな音がするのか。
 一度、職場で、だらーんと鼻水が出た。いつもポケットにはティッシュを何枚も入れているのだが、そのときはなかった。先生たちも帰った夜なのでよかったが、巡回で校内を回っているときだった。鼻水が伸びて床につくところをすすると、また引っ込むが、まただらーんと伸びる。それはヨーヨーのように面白い場合ではない。学校のトイレに飛び込んで、トイレットペーパーで寸前のところで抑えた。
 マスクをしていれば、寒暖差がなくなり鼻水が止まるので、できるだけマスクをしているが、仕事中は暑いのでつい息苦しく鼻を出している。それでまた鼻のセンサーが感知して、ずるずると出る。水分が不足するのではないかと心配もした。鼻水が一体、どれぐらいの水分の量で出るのだろうか。その分は補充してやらないといけないのではないか。


 人間の体の不思議を考える。温度に敏感なのはどういう仕組みになっているのか。汗は体温調整で出るのだが、鼻水もその役割なのだろうか。健康なときは、洟なんか出ないものだ。日頃はティッシュのお世話にはならないから、五箱セットを買っても半年以上はもつのだ。わたしはあまりティッシュは使わないようにしている。よく、テーブルが汚れてもすぐにティッシュという安易に使う人がいるが、台拭きがあるじゃないか。洗えるもので掃除するのが本当だ。紙も資源だから、あまり頻繁に使わないようにする。トイレットペーパーは仕方がない。お尻を拭くのに、田舎で昔したように、トイレに砂箱を置いて、木の枝を刺して、それでぬぐうとか、藁の束で拭いたりしていたときにはわれわれは戻れない。
 とまれ、これからはエアコンは使わないので洟は出ないだろう。マックにコーヒーで寄っても、紙ナフキンの使い過ぎで申し訳ない。それにしてもどこから出るのか、鼻水。どこか水漏れしているかのようだ。

×

非ログインユーザーとして返信する